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ハイパフォーマンス構成で購入して長く使い続けたい人にぴったり

ゲームもクリエイティブワークもおまかせの「Endeavor Pro5500」

2013年08月08日 11時00分更新

文● エースラッシュ

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 拡張性・メンテナンス性に優れたケースを採用したエプソンダイレクトのデスクトップPC「Endeavor Pro5500」。豊富なBTOメニューが用意されており、ちょっとハイスペックなPCに興味がある個人ユーザーからクリエイティブな仕事に使いたいプロにまで幅広く対応してくれるマシンだ。前回は外見やそのメンテナンス性について紹介したが、今回は実際の使い勝手やベンチマークによる性能評価を紹介しよう。

「Endeavor Pro5500」

 「Endeavor Pro5500」の試用機は、キャリングハンドルが取り付けられた状態だ。デスク下に設置する場合、持ち上げる、下ろすという作業はかなりしやすかったのだが、約17.5kgを奥に向かって押し込むのには少し力が必要だった。底面の脚は多少引きずったからといって床に傷を付けるような素材ではなかったが、摩擦の強いカーペットの上などでは少々扱いに困るかもしれない。もしそうした環境でデスク下に設置したいならば、オプションの専用キャスターを用意するとよいだろう。

 稼働中は特にファンの音などが気になるということもなく、本体も重い分どっしりと安定している。ベンチマークテストを実施していても音や排熱などがひどくなることはなかった。快適につかえるハイスペックマシンという状態だ。

Windowsエクスペリエンスインデックスはオール8.1の好成績

 「Endeavor Pro5500」試用機は、1000W電源を搭載したモデル「Pro5500-H」をベースとし、CPUにIntel Core i7-4770Kを採用。32GBのメモリと128GBのSSDを組み合わせた構成だ。BTOメニューの中でもっとも高性能なCPUに、最大容量のメモリを組み合わせた状態になる。グラフィックス機能はNVIDIA GeForce GTX680を搭載している。この構成でベンチマークによる性能評価を行なった。

 Windows 8の快適さの指標となる「Windowsエクスペリエンスインデックス」の結果は、非常に優秀なものとなった。すべてのサブスコアが「8.1」となり、ワークステーションではなく一般的なPCとしては現在購入できるものの中でかなり上位に位置するといえるだろう。

オール8.1となったWindowsエクスペリエンスインデックス

 PCの総合的なパワーを判断する「PCMark 7」と、ディスクアクセス速度をはかる「CrystalDiskMark 3.0.2」の結果も非常によい。一般的なPC利用で困ることはまずないという結果だ。

PCの総合的なパワーを判断する「PCMark 7」

ディスクアクセス速度をはかる「CrystalDiskMark 3.0.2」

 ゲームの快適さについては「FINAL FANTASY XIV: A Realm Reborn ベンチマーク ワールド編」を実施してみた。フルHD解像度のウィンドウ表示で「標準品質」、「高品質」、「最高品質」の3種を実行した結果、スコア自体は徐々に低くなるものの評価はすべて「非常に快適」という結果になった。

「FINAL FANTASY XIV: A Realm Reborn ベンチマーク ワールド編」標準品質

「FINAL FANTASY XIV: A Realm Reborn ベンチマーク ワールド編」高品質

「FINAL FANTASY XIV: A Realm Reborn ベンチマーク ワールド編」最高品質

 「バイオハザード6」ベンチマークも実施してみた。こちらはフルHD設定のフルスクリーンで実行したところ、非常に高いスコアで「RANK S」という結果が出た。

「バイオハザード6」

 いずれも実行中の画面を見ていても、非常にスムーズかつ美しい表示ができており、最新の3Dゲームをたっぷりと楽しめることがわかった。

クリエイティブな業務への対応やインターフェイス追加もOK

 「Endeavor Pro5500」は、BTOメニューが非常に豊富だ。CPUはIntel Core i5-4430からIntel Core i7-4770Kまで4種をラインアップ。メモリ容量も4GBから32GBまで選択できるから、拡張性の高いケースは欲しいが現時点でそれほどハイスペックなマシンは望んでいないという人から、できる限りハイスペックなマシンが欲しいという人にまで対応できる。

 グラフィックス機能の選択肢も面白い。CPU内蔵のもので済ませることもでき、AMD Radeon、NVIDIA GeForceを双方複数ラインアップ。さらにNVIDIA Quadro K600とNVIDIA Quadro K2000Dが用意されている。安価に済ませたい人、ゲームにこだわりたい人に加えて、クリエイティブな現場からの要求にも応えてくれるのがうれしい。

試用機で搭載していたNVIDIA GeForce GTX680

 ストレージは大容量HDDや、SSD+HDDの構成とともに、RAID設定も選択可能。光学式ドライブを2台搭載したり、シリアルポートやパラレルポートといった最近のマシンには搭載されていないポートも、拡張カードで追加可能だ。特殊な周辺機器を使っているユーザーにはありがたいだろう。

 また、OSはWindows 8だけでなくWindows 7の各エディションも選択できる。業務利用やゲーム用途の場合、まだWindows 7環境で作業をしたいという人は多いはずだ。このように、「Endeavor Pro5500」は一般的な店頭販売のマシンに満足できない人にぴったりなマシンとなっている。

CPUIntel Core i7-4770K(3.50GHz)
チップセットインテル Z87 Express チップセット
メモリ32GB
グラフィックスNVIDIA GeForce GTX680
ストレージ約128GB SSD
通信機能有線LAN(1000BASE-T)
インターフェイスUSB 3.0端子×4、USB2.0端子×5、HDMI端子×2、DVI端子×3、VGA端子×1、DisplayPort端子×1、PS/2端子×2
カードスロットマルチカードリーダー
本体サイズ/重量幅217×奥行き500×高さ431(キャリングハンドル装着時471)mm/約17.5kg
OSWindows 8

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