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前田知洋の“タネも仕掛けもあるデザインハック” 第23回

本と著者の契約、ホントはどうなってるの?

2013年08月16日 09時00分更新

文● 前田知洋

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photo:Luc Viatour

 芸能ニュースを騒がせた、あの公演中止の事件。主演女優の稽古の欠席を理由に、制作側がサイトに「公演中止のお知らせ」をアップしたと思ったら、原作者(後に原案者に変更される)が著作の二次使用を許可をしていないことをブログで反論。主演女優の所属事務所も、原作者の同意を得ていないこと、制作側から突然訴状が送られたことなどをサイトに掲載しています。

 さらに制作側は、テレビ取材やFacebookで再反論するなど、各種メディアを駆使。またスポーツ新聞なども乱入しての論争になりました。

 そんな記事を読むにあたって、気になったのが本と出版社、そして作者の関係です。そういえば、筆者も本を出すときに「契約書を交わしたなぁ……」と保管資料を入れた引き出しをあけると、うぁっ!いっぱいありました。「出版契約書」から「著作物の翻訳出版許諾の覚書」「番組出演契約書」「携帯サイトの配信承諾書」……。なかには「秘密保持契約書(NDA)」まであります(汗)契約書が少ないと言われる日本でも、結構いろんな契約をしながら生きてるんですねぇ。
 出版契約書だけに話を絞ると……。

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