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「Mac Pro」を自作マニアが徹底カスタマイズ! まるで別物に?! 

2013年08月06日 12時00分更新

文● 藤田 忠

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 長いこと大幅なスペックアップが行なわれていなかった「Mac Pro」。6月の「WWDC 2013」で、ついに次期「Mac Pro」が発表されると、大いに期待していたユーザーは数多いだろう。Mac歴約2年足らずながら、メインマシンが「Mac mini(Mid 2011)」では、もの足りなくなっていた筆者もそのひとりだ。

B5用紙サイズほどに小型化された、年内発売予定の次期Mac Pro

次期「Mac Pro」は……
現行&旧型Mac Pro大強化の巻

 正直、発表=購入決定と仕事もせずに注目していましたよ、ハイ! しか~し、登場したのは、次世代LGA 2011版XeonやAMD FireProクラスのビデオカード、PCI ExpressベースのSSDなど、最上位の「Mac」に相応しい文句なしのスペックを備えるが、今までの「Mac Pro」が備えていた内部拡張性がほとんどなしに……。

 これでは、BTO(CTO)より格段に安価な自作PC向けパーツを使って、HDDやSSDを追加したり、ビデオカードを交換したり、CPUを換装したりといった自作PC的な楽しみが皆無じゃないかと購入意欲に大ダメージ!

 旧型「Mac Pro」のパワーアップ情報に、Apple Storeの「認定の整備済製品」や中古ショップの在庫などをチェックしながら考えること1ヵ月……。思わず、格安ショップで見つけた「Mac Pro(Mid 2012)」の2.4GHz 6コア×2基搭載モデルを購入してしまった。

Mac ProはEarly 2009モデルから、外観や内部構造が変更されておらず、CPUも1世代前のLGA 1366版Xeonを搭載

 というわけで、今回は筆者がガチ購入した前世代スペックの「Mac Pro(Mid 2012)」に、SATA3.0接続SSDやUSB 3.0、ビデオカードを増設&換装して、今どきのPCスペックを目指して行くことにした。

 ちなみに現行「Mac Pro(Mid 2012)」は、2010年7月に登場したMid 2010モデルと機種IDは同じ「MacPro5,1」になる。搭載するCPUこそ違うが、そのほかの構成に違いはないため、同じようにパワーアップできるだろう。

また機種IDが「MacPro4,1」になるEarly 2009モデルもCPUは同じLGA 1366なので、同様なパワーアップができる可能性大だ。自己責任だが、新「Mac Pro」はちょっとという人は、ぜひとも参考にしてもらいたい。

 なお、残念ながら新品でLGA 1366版Xeonを購入するお金は捻出できなかったので、CPUの換装は行なっていない。BTO(CTO)にある2.66GHz(最大3.06GHz)動作の6コア/12スレッドCPU「Xeon X5650」の中古を8万円前後(2個セット)で発見! 魔法のカード(クレジットカードとも言う)片手に悩んだものの、涙を飲んで我慢した……。

筆者ガチ購入のMac Proの
スペックを調べる

 格安系ショップでApple Storeより9万円安く発見した「Mac Pro(Mid 2012) MD771J/A」を勢いでポチッってしまったが、動作クロック2.4GHzの12スレッド動作のIntel「Xeon E5645」を2基搭載し、あこがれの24スレッド動作を実現!

シングルCPUとはひと味違うマルチCPU環境。意味もなくベンチマークを実行して、24スレッド動作を確認したくなる

 24スレッドを何に使うかは、この際脇に置いておいて、AMD「Athlon MP」以来、超久しぶりのマルチCPUシステムに、すっかり満ち足りている(物欲ってこわい……)。

AMD「Athlon MP」を使って、手軽にマルチプロセッサー環境を構築できるとあって、人気だったTyan「Tiger MP」(型番:S2460)。AGPスロットとか超懐かしい

Mac Proスペック
型番 「MD771J/A」
CPU Xeon 2.4GHz 6コア×2基(Intel「Xeon E5645」(2.4GHz/2.67GHz、6コア/12スレッド)
メモリー 12GB(PC10600 DDR3 ECC 2GB×6)
ビデオカード ATI Radeon HD 5770 GDDR5 1GB
SSD なし
HDD 1TB 7200rpm(Western Digital「WD1000FALS」)
光学ドライブ 18倍速 SuperDrive
OS Msc OS X

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