検索機能やインターネットラジオも楽しめる
多機能さが魅力の「Winamp」
まずは、「Winamp」。MP3登場初期からPCで音楽を聴いていたユーザーには懐かしい聴き覚えのある名前だが、そのAndroid版だ。このアプリは無料版もあるのだが、FLACファイルを再生するには、384円で購入できるPRO版が必要になる。
購入は、起動画面の「ストア」で購入することもできる。PRO版ではこのほかに歌詞の表示機能なども実装されるので、アプリが気に入ったらアップグレードするといいだろう。
再生画面は比較的シンプルだが、楽曲やアーチストをキーワードとした検索、グラフィックイコライザーによる音質調整、歌詞表示など、機能は充実している。インターネットラジオも楽しめるので、音楽再生アプリとしてだけでなく幅広く使えることも魅力だろう。
解像感の高いストレートなサウンドでHiFi再生が楽しめる
その音は、情報量の豊かなHiFi調のサウンドで、個々の音をきめ細かく再現する傾向だ。
クラシック音源の楽曲では、木管や金管、弦楽器といった多彩な楽器の音が粒立ちよく再現され、ステージの見通しもいい。打楽器などの低音楽器はそれほど迫力たっぷりには鳴らないが、音階はしっかりと出るし、アタックがキレ味よく出てくるのでリズムが明快だ。
ボーカル曲も声の滑舌がよく、歌詞がきちんと聴き取れる鮮明な再現。標準アプリとの情報量の差は意外な程大きく、もやもやとした感じや細部の曖昧さが消え、すっきりと見通しがいい。
FLAC再生のために384円が必要になるのは多少気になるが、機能も充実しているし、高すぎるということはないだろう。
この連載の記事
-
第3回
スマホ
スマホの音声をデジタル出力! 最強の再生環境構築 -
第1回
スマホ
スマホ8機種でDIGAやソニーBDレコの録画番組を楽しむ! -
スマホ
最新スマホがテレビや音楽プレーヤーに取って換わる!? - この連載の一覧へ