このページの本文へ

いかに毎日身に付け、そして毎日使う気になれるか

Fitbit Oneが最高なのは歩数計として使いやすいところにある?

2013年07月28日 12時00分更新

文● 四本淑三

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

歩数計専用機として使いやすい理由

 よって、これは歩数計専用機である。もう目覚ましとしては使わない! と割り切ってしまえば、ズボンのベルトに付けっぱなしで良い。そしてズボンを履いて出かけさえすれば、自動的に歩数計を装着していることになる。いや、これは実に素晴らしい。

 いかにモノグサな私とはいえ、都市環境の中で生活し、最低限の道徳的教育を施されてきた関係上、ズボンを履かずに街に出ることはあり得ません。地震や火事のような非常時以外に。だから、平時には必ず歩数をカウントすることになります。

 リストバンド型のJawbone UPだと、もし腕に付け忘れて家から出ても、誰からもそれを指摘されません。が、ズボンを履き忘れて出かけたら、駅前の交番でお巡りさんに呼び止められる可能性が高いです。

 つまり、まず、いかに道徳教育が大切かということ。そして、ウェアラブルデバイスは、必ず身に着け、身に着けていることを忘れるくらいでないと、ウェアラブルとは言えないわけです。

 贅沢を言えば、Fitbit Oneがもう2、3個くらいあって、よく履くズボンにすべて装着できると万全です。するとズボンを履き替えても計測漏れが防げる。ただ、残念ながらFitbit Oneはそういう使い方を想定していないらしい。自分のアカウントにリンクできるFitbit Oneは1台に限定されているからです。

試しにもう1台ある別のFitbit Oneを接続したところ、こんなメッセージが。「1台しかリンクできないので、もし別のそいつを接続するつもりなら、前のデバイスと取り替えるか?」という意味

 さらに無理なお願いを言えば、Jawbone UPとの連携機能がほしいところ。歩数計をfirbit one、睡眠センサーをJawbone UPという連携が可能なら、これは完璧に近いわけです。

 もちろんFitbit OneとJawbone UPは直接競合するので(もちろんデバイスとして排他利用になるという意味ではなく)、データを読むホスト側のサービスが互いに対応するとは考えにくい。まったく世の中めんどうくさいです。この事例でも分かる通り、ライフログ用のセンサーというのは、実はセンサーが主役なのではありません。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン