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ディズニーの研究機関「Disney Research」が開発

「ボールが当たった!」と思ったら空気だった、な技術「AIREAL」

2013年07月25日 21時19分更新

文● 貝塚怜/ASCII.jp編集部

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発射される空気の様子。飛来したサッカーボールを手で受け止める感触などを再現できるという

 ディズニーの研究機関「Disney Research」が、「AIREAL」なる技術を動画で紹介している。

 AIREALは、同機関が現地時間19日に発表した新技術で、「形状や速さを長く保持できる輪状の空気」を発射し、人の肌に「物体」や「動き」の感触を仮想的に感じさせるもの。噴出口の「Flexible Nozzle」、角度を調整する「Tilt Motor」「Pan Motor」、空気を押し出す役割を担う「Whisper Subwoofer」、対象までの距離を測る「3D Depth Camera」によって構成されるが、パーツの大部分は3Dプリンターで作成可能だという。

「Flexible Nozzle」「Tilt Motor」「Pan Motor」「Whisper Subwoofer」「3D Depth Camera」によって構成される

 動画では、AIREALとモニターを組み合わせてサッカーボールを手で打ち返している様子や、プロジェクターと組み合わせて、擬似的に腕の上での蝶のひらめきを再現している様子が紹介されている。


 大がかりな機材を必要とせず、ガジェットを身につける必要がない点が画期的と言えそうだ。同社ではこの技術について、「ゲームや物語、モバイルインターフェース、ジェスチャーコントロールを含む相互作用型空間における、将来の重要な鍵となる」と述べている。実用化すれば、ゲーム内で攻撃を受けると衝撃、映画の中で爆発が起きると爆風、が当たり前の時代が来るかも!?

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