このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

業界人の《ことば》から 第49回

さあ、みんなクラウドの船に乗ろう

ロシアではiPhoneの販売を中止し、Windows Phoneに主軸を置くキャリアが登場した?

2013年07月23日 09時00分更新

文● 大河原克行

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

今回のことば

「クラウドに行こう!全世界63万社のパートナーには、ぜひクラウドの船に乗ってほしい」

(米マイクロソフトのケビン・ターナーCOO)

ソフトからデバイスとサービスの会社になる──

 マイクロソフトが7月8日(米国時間)から、テキサス州ヒューストンで開催したMicrosoft Worldwide Partner Conference 2013は、全世界約150カ国から、過去最高となる1万5000人以上のパートナー企業が参加した。

 同社がここで訴えたのは、「テバイス&サービスカンパニー」を目指す姿勢。そして、クラウドに対して、さらに取り組みを加速するものだった。

 デバイス&サービスカンパニーへの取り組みについては、開催初日に行われた米マイクロソフトのスティーブ・バルマーCEOによる基調講演において、SurfaceやWindows Phoneなどの取り組みについて言及。「私が入社したときは、ソフトウェアの会社だった。だが、環境が大きく変化し、イノベーションを実現するには、マイクロソフトがデバイス&サービスカンパニーにならなくてはならない。その点については、理解してもらえるはずだ。パートナー各社も、その流れに移行してもらいたい」などとし、「デバイス&サービスカンパニー」の方針を、より鮮明に打ち出す姿勢を示した。

 日本では、発売していないWindows Phoneについては、3日目に基調講演に登壇した米マイクロソフトのケビン・ターナーCOOが強力にアピール。「Windows Phoneは、他社のスマートフォンに比べて、6倍の勢いで増加している」、「すでに10ヵ国以上で、iPhoneのシェアを超えた」「ロシアでは、iPhoneの販売を中止し、Windows Phoneに主軸を置くキャリアが登場した」などと、各国での好調ぶりを示してみせた。

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ