HAWKENを遊ぶなら
GIGABYTE「GV-N760OC-2GD」だ!
さて、HAWKENは基本プレイ無料ゲームの割には異常にグラフィックに力を入れている。後ほど検証するが、GeForce GTX 560以上のGeForceを使っている場合は、物理演算エンジン「PhysX」を使って爆発などをリアルに表現する手法も組み込んである。
しかしPhysXはGeForce固有の機能を使っているため、Radeonでは利用できない! つまりHAWKENのすべてを体験するには、GeForceがベストなのだ!
ここまで凝ったグラフィックを滑らかに表示させるには、それなりのパワーを持ったGPUが必須だ。最新高性能ビデオカードは5万円以上のものが増えてきたが、現実問題として一番コストパフォーマンスが良いのは実売3万円台からあるNVIDIAの最新ミドルレンジ「GeForce GTX 760」だ。
そこで、そのGeForce GTX 760をオーバークロックし、高性能クーラー「WINDFORCE 3X」を組み合せたGIGABYTE製「GV-N760OC-2GD REV2」に注目したい。この高性能クーラー「WINDFORCE 3X」の性能はレビューで紹介しているので、ぜひ参照していただきたい。
折しもこのビデオカードに「HAWKEN」と「World of Tanks」で使える75ドル分(うちHAWKENで利用可能な額は50ドル、3600クレジット)のクーポンがバンドルされたHAWKEN推奨パッケージ「GV-N760OC-2GD/HW」が発売されたばかりだ。
コアクロックは1085MHz、ブースト時1150MHzという設定だが、強烈な冷却システムを備えることで長時間ゲームをしてもブーストクロックが落ちにくいよう設計されている。
このほか同社のマザーでおなじみの“2オンス銅箔”を仕込んだ基板と日本製の固体電解コンデンサーなどを組み合せた「Ultra Durable VGA」で高い耐久性を獲得するなど、ゲームで長時間にわたり酷使しても安心して使える設計になっているのが注目だ。
さらにGPU温度やクロックの確認に加え、GPUのオーバークロックなどが手軽に実行できる独自ユーティリティ「OC GURU II」も付属するなど、初心者からマニアまで楽しめる設計のビデオカードだ。
雰囲気重視なら画質は“高”以上で!
では「GV-N760OC-2GD/HW」を使うと、HAWKENがどの位快適になるのかを検証してみるが、その前にHAWKENの画質設定の差異をチェックしてみたい。
HAWKENの描画画質は「テクスチャ詳細」「グラフィックス品質」の2つに分かれ、それぞれ低/中/高/ウルトラの4段階が用意されている。まずはざっくりとこの2つを同じにした状態で画面の印象を比較してみる。
最高画質設定である“ウルトラ”を使っても、実質的に“高”と同じ。“中”だと描画が軽くなるがフロントガラス(カメラ?)の汚れが目立ってしまい、むしろ見にくく感じるだろう。つまり基本は“高”設定以上、GPUパワー不足ならモーションブラーを切るなどの工夫を加えて遊びたい。
HAWKENには物理演算エンジンライブラリー「PhysX」を利用した特殊効果に関する設定もある。この設定ではオフを含め3段階で設定できるが「高」にすると爆発炎上のエフェクトが一気にゴージャスになる。この計算にはGeForce側のパワーを使うため描画は少々重くなるが、とにかく見ていて面白い。
ちなみにGeForceでなくても、“低”設定ならどのGPUでも可能だ。テスト環境では内蔵GPUでも“高”設定にすることはできたが、その場合でも炎上した機体などから円柱状の火の粉が出るだけなので、GeForceがないシステムの場合はオフにした方がマシだ(GeForce導入済みのマシンからGeForceだけ抜いたのでその関係かもしれないが……)。
さらに年内にはマップ内のほとんどのオブジェクトを破壊できるシステム“Destruction”がリリースされる予定だが、これにもPhysXがふんだんに使われている。将来への投資という意味で最新GeForceに乗り換えておくのも悪くない。