このページの本文へ

GIGABYTE「GV-N760OC-2GD/HW」はHAWKENの必須装備だ!

2013年07月29日 12時00分更新

文● 加藤 勝明

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

HAWKENを遊ぶなら
GIGABYTE「GV-N760OC-2GD」だ!

 さて、HAWKENは基本プレイ無料ゲームの割には異常にグラフィックに力を入れている。後ほど検証するが、GeForce GTX 560以上のGeForceを使っている場合は、物理演算エンジン「PhysX」を使って爆発などをリアルに表現する手法も組み込んである。

 しかしPhysXはGeForce固有の機能を使っているため、Radeonでは利用できない! つまりHAWKENのすべてを体験するには、GeForceがベストなのだ!

PhysXを使うことで、爆発のリアルさを向上させているのがHAWKENの特徴。PhysXを使う(右)と、爆発がより派手に表示される。PhysXの物理演算を生かしたマップも開発中とのこと

 ここまで凝ったグラフィックを滑らかに表示させるには、それなりのパワーを持ったGPUが必須だ。最新高性能ビデオカードは5万円以上のものが増えてきたが、現実問題として一番コストパフォーマンスが良いのは実売3万円台からあるNVIDIAの最新ミドルレンジ「GeForce GTX 760」だ。

 そこで、そのGeForce GTX 760をオーバークロックし、高性能クーラー「WINDFORCE 3X」を組み合せたGIGABYTE製「GV-N760OC-2GD REV2」に注目したい。この高性能クーラー「WINDFORCE 3X」の性能はレビューで紹介しているので、ぜひ参照していただきたい。

オーバークロック版GeForce GTX 760を搭載したGIGABYTE製ビデオカード「GV-N760OC-2GD REV2」。トリプルファン構成の冷却システムは静音性も冷却性能も高い。ブースト時の最高クロック(実測値)は1215MHzだった

 折しもこのビデオカードに「HAWKEN」と「World of Tanks」で使える75ドル分(うちHAWKENで利用可能な額は50ドル、3600クレジット)のクーポンがバンドルされたHAWKEN推奨パッケージ「GV-N760OC-2GD/HW」が発売されたばかりだ。

HAWKEN推奨モデルの「GV-N760OC-2GD/HW」

 コアクロックは1085MHz、ブースト時1150MHzという設定だが、強烈な冷却システムを備えることで長時間ゲームをしてもブーストクロックが落ちにくいよう設計されている。

「WINDFORCE 3X」のエアフローの概念図。乱気流を起こさず、少ない風量で効率良く、ヒートシンクと熱交換が行なえる

 このほか同社のマザーでおなじみの“2オンス銅箔”を仕込んだ基板と日本製の固体電解コンデンサーなどを組み合せた「Ultra Durable VGA」で高い耐久性を獲得するなど、ゲームで長時間にわたり酷使しても安心して使える設計になっているのが注目だ。

GIGABYTE独自の品質基準「Ultra Durable VGA」に準拠。耐久性はお墨付きだ

 さらにGPU温度やクロックの確認に加え、GPUのオーバークロックなどが手軽に実行できる独自ユーティリティ「OC GURU II」も付属するなど、初心者からマニアまで楽しめる設計のビデオカードだ。

「OC GURU II」を使えば、GPUコアやメモリーをオーバークロックできるほか、ファンの回転数を手動で調整できる。温度などのグラフ部分は普段は畳んでおくことも可能

雰囲気重視なら画質は“高”以上で!

 では「GV-N760OC-2GD/HW」を使うと、HAWKENがどの位快適になるのかを検証してみるが、その前にHAWKENの画質設定の差異をチェックしてみたい。

 HAWKENの描画画質は「テクスチャ詳細」「グラフィックス品質」の2つに分かれ、それぞれ低/中/高/ウルトラの4段階が用意されている。まずはざっくりとこの2つを同じにした状態で画面の印象を比較してみる。

HAWKENの画質はテクスチャーと描画品質をそれぞれ4段階で設定。さらに後述するPhysXの有無で画質が決定する

テクスチャー詳細とグラフィックス品質を“低”にした状態。レンズフレアやブルームなどのHDR効果はすべてオフになったほか、ライティング効果が大胆に省略され、のっぺりとした絵づらになっている

こちらは“中”統一設定。“高”とあまり見分けはつかないがモーションブラーがないので描画は一気に軽くなる感じだ

グラフィックス品質“高”ではすべての画質向上オプションが有効になる。ただし異方性フィルタリングだけはウルトラよりも低いx4設定になる。HAWKENをこの画質で遊べるスペックを目標としたい

最も高画質な“ウルトラ”と1個下の“高”の画質の差はほとんどわからない。設定画面上では異方性フィルタリングがx8になっているだけで“高”設定と基本的に同じなのだ

 最高画質設定である“ウルトラ”を使っても、実質的に“高”と同じ。“中”だと描画が軽くなるがフロントガラス(カメラ?)の汚れが目立ってしまい、むしろ見にくく感じるだろう。つまり基本は“高”設定以上、GPUパワー不足ならモーションブラーを切るなどの工夫を加えて遊びたい。

 HAWKENには物理演算エンジンライブラリー「PhysX」を利用した特殊効果に関する設定もある。この設定ではオフを含め3段階で設定できるが「高」にすると爆発炎上のエフェクトが一気にゴージャスになる。この計算にはGeForce側のパワーを使うため描画は少々重くなるが、とにかく見ていて面白い。

 ちなみにGeForceでなくても、“低”設定ならどのGPUでも可能だ。テスト環境では内蔵GPUでも“高”設定にすることはできたが、その場合でも炎上した機体などから円柱状の火の粉が出るだけなので、GeForceがないシステムの場合はオフにした方がマシだ(GeForce導入済みのマシンからGeForceだけ抜いたのでその関係かもしれないが……)。

PhysXを“低”にすると、爆炎から火の粉がパラパラと飛ぶエフェクトなどが追加される。ただ、あまりに少なすぎるため、“低”にするくらいなら潔く“オフ”にした方が快適だ

PhysX“高”設定では、火の粉どころか火がうねるようなド派手なエフェクトに進化。単なる見た目の効果だけだが、もうこれだけで「撃破した(された)!」という感じが盛り上がる

 さらに年内にはマップ内のほとんどのオブジェクトを破壊できるシステム“Destruction”がリリースされる予定だが、これにもPhysXがふんだんに使われている。将来への投資という意味で最新GeForceに乗り換えておくのも悪くない。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中