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グーグルの検索ワードから参院選を読み解く

2013年07月23日 06時59分更新

文● 加藤宏之(HEW)/アスキークラウド

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 7月21日に投開票された参院選では、改選定数5議席を20人の候補者が争う激戦区として東京選挙区に注目が集まったが、グーグルがGoogle+で発表した「参議院選挙 ランキング」でもその注目度の高さがうかがえる。

 グーグルは22日、公示日の7月4日から投開票日前日の20日までの間、検索ボリュームが昨年同期間に比べ急上昇した参院選関連のキーワードをランキング形式で発表した。このうち、2位に「山本太郎」、3位に「鈴木寛」、6位に「桐島ローランド」と、東京選挙区の候補者名が3人もトップ10入りしている。

 候補者名でトップとなった「山本太郎」は、無所属で特定の支持団体を持たないなかインターネットを駆使。ツイッターへの投稿を頻繁に行い、街頭演説を動画撮影してツイッターで配信するなど、フォロワー数は20万に及んだ。こうして無党派層を中心に支持を集め、見事に当選を果たしたわけだが、これは「ネット選挙」を味方につけた好例と言える。

 5位には、自分の考えと近い政党がわかるマッチングサイトの名称「日本政治 .com」がランキング。これも「ネット選挙」による影響が大きい。7位に入った「期日前投票」はその関心の高さが反映され、21日に総務省が発表した参院選の期日前投票(選挙区)結果では、投票数が1294万9978で参院選の過去最多を記録した。全有権者数に占める割合は12.36%となる。トップ10ではほかに、1位「参議院選挙」、4位「自民党」、8位「緑の党」、9位「民主党」、10位「小泉進次郎」となっている。

google ele

今回の選挙で争点となった「憲法」「原発」「TPP」「アベノミクス」「消費税」の5つのキーワードが選挙期間中にどれだけ検索されたかを示すグラフ

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