「JAL SKY Wi-Fi」とインドネシアのオタク事情を探る 第2回
赤道を超えた南半球も日本のアニメ・コミックは大人気
ステージパフォーマンスが盛んなジャカルタのコスプレイベント
2013年07月21日 16時00分更新
近年、情勢の安定化と豊富な地下資源によって経済的急成長を遂げるインドネシア。JALの機内無線LANサービス「SKY Wi-Fi」を体験するために訪れた、首都ジャカルタ。
このままとんぼ返りするのは、入国に25ドルのビザ代金がかかっているため、いくらなんでももったいないというわけで、ジャカルタの高級エリアで行なわれているコスプレイベント「CLAS:H」に参加してきたので、その模様をお伝えしよう。
同イベントは、“AFA Indonesia”に次ぐ、ジャカルタで2番目の規模のオタクイベント。インドネシアのオタク活動は、CDやDVD、フィギュアやオタクグッズの購入以外のファンサブ活動は、コスプレが中心となっている。これは、日本と違って同人誌などを印刷する環境が整っていないためで、同人活動は盛んではないようだ。
コスプレイベントは、撮影に加えてステージパフォーマンスも盛んだ。「CLAS:H」では、インドネシア各地で行なわれた予選を勝ち抜いてきたコスプレイヤーによる決勝大会が行なわれた。
インドネシアのコスプレイヤーの年齢層は、撮影を中心に活動しているコスプレイヤーは若年層が多く、下は中学生から上は20歳前後。ステージパフォーマンスを中心としている層は、20歳以上が中心となっている。
撮影を中心に活動するコスプレイヤーは、女性が中心となっている。撮影をするカメラマンは、一眼レフカメラがインドネシアでは非常に高級品なため、社会人男性が中心。ステージパフォーマンスを行なうのは、派手なアクションが好まれるためで、こちらは男性コスプレイヤーが多いとのことだ。
インドネシアはイスラム教徒が世界一多い国なので、表現の規制が厳しそうなイメージを持っていたが、実際に現地でイベントに参加してみると、そういった雰囲気はあまり感じられなかった。もちろんヒジャブを身につけた女性コスプレイヤーの姿もないわけではないが、ほとんどの参加者は柔軟なスタイルでコスプレを楽しんでいた。
それでは次ページで、会場にいたインドネシア人コスプレイヤーのフォトレポートをお届けしよう。
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