米マイクロソフトが18日(現地時間)に発表した第4四半期(4~6月期)の決算は、市場の予想を下回るものだった。
マイクロソフトの4~6月期決算は純利益は49億7000万ドルで、4億9200万ドルの赤字だった前年同期から黒字転換。しかし売上高が198億9600万ドル。前年同期比で10%増となったものの、ロイターによるアナリスト予想平均207億ドルは下回る結果となった。
部門別にみると、「Windows」部門の売り上げはパソコン市場の低迷を受けて圧迫され、売上高では前年同期比6%増となったが、予約販売分を除いた実質的な売上高では6%減と苦戦。昨年発売したタブレット端末「サーフェス」の値下げにより9億ドルの損失を計上したことも影響している。一方、主力の「Office」などを手がけるビジネス部門は好調で、売上高は14%増とした。