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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第313回

意外に貴重!? 楽しそうに草をはむ猫の写真

2013年07月19日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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猫が草をはんでるシーンはなかなか貴重です

 猫草を丸ごとひっくりかえされたらかなわんので、できるだけ重たい鉢の中に入れるようにしてる。

 そうすると大丈夫。お次は草をはみ終えてたそがれてる大五郎。

冬、午後の傾いた陽射しを浴びて草をはんでた大五郎。陽射しが赤いのでなんか黄昏ている感じになってしまった(2010年12月 パナソニック LUMIX DMC-GF2)

冬、午後の傾いた陽射しを浴びて草をはんでた大五郎。陽射しが赤いのでなんかたそがれている感じになってしまった(2010年12月 パナソニック LUMIX DMC-GF2)

 で、家で猫を飼ってる人にはおなじみの光景なんだけど(草に興味を示さない猫もいるらしいが、私が飼った猫はみな草が好きだった)、外の猫も同じように草を探してはんでるんだろうか。

 その通り、その辺に生えてる草をはんでるのだ。

 「葉の先がとんがった草」というのがポイント高いらしい。

「歴史の宿 金具屋」のシロ。ふさふさしたとがった葉を一心不乱にはんでた。真正面から撮れたので様子がよくわかる(2013年6月 オリンパス OM-D E-M5)

「歴史の宿 金具屋」のシロ。ふさふさしたとがった葉を一心不乱にはんでた。真正面から撮れたので様子がよくわかる(2013年6月 オリンパス OM-D E-M5)

 先々週の記事で紹介した金具屋の猫もそうだった。ちょっと高いところに上ったと思ったら、そこに生えてたとがった草を無心にはんでたのだ。

 ほかに猫が草をはんでる写真はなかったかなと探してみたら、1枚見つけた。

 こちらは背の低い草をがんばってはむはむしてる。よく見ると確かに細くてとがった葉の草だ。

(2013年2月 カシオ EXILIM EX-ZR1000)

とがった葉の草をがんばってはむはむする猫(2013年2月 カシオ EXILIM EX-ZR1000)

 やはり草が好きなのだなあ。

 肉食なのに草は欠かせないとか面白いもんである。外で猫が草をはんでるシーンに出くわす確率はさほど高くないけれども、見かけたら観察してみるといいかも。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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