富士ソフトが7月17日、Windows XPからWindows 7/Windows 8への移行を支援する「らくらくアップグレード for Windows」の提供を発表した。
Windows XPのサポート期間は2014年4月に終了し、マイクロソフトからのセキュリティ更新プログラムなどのサービスの提供がなくなり、以降の使用はウィルスの感染や機密情報の漏えいなどのセキュリティリスクを伴うことになる。富士ソフトはこれまでも「Windows 8 マイグレーションサービス」という移行サービスを提供してきたが、サポート終了期間が近づいてきたことにより、よりスピーディーに移行可能ならくらくアップグレード for Windowsを開発した。
らくらくアップグレード for WindowsはWindows 7またはWindows 8からWindows XPへダウングレードしたパソコンが対象だ。パソコン環境の調査後に富士ソフトより配布されるDVDをパソコンに挿入し再起動するだけで移行は完了する。従来のデータ退避、OS/アプリケーションのインストール、各種設定およびユーザデータ移行の手動での操作が不要となった。このことによりこれまでは5時間かかっていた移行作業が最短で6分の1の30分と大幅に短縮されている。
らくらくアップグレード for Windowsは7月22日より提供開始し、参考価格はパソコン500台を移行した場合1台あたり4000円となっている。