米グーグルが現地時間4月18日に2013年第1四半期(1Q:2013年1~3月)の決算発表を行う前、米店頭株市場ナスダック(NASDAQ)での同社の株価は下落傾向にあった。しかし、発表当日に765.9140ドルの底を打つと、翌19日には799.8700ドルへとV字回復。その後、上場来最高値を更新しつつ、5月に入ると一気に900ドルの大台にのった。
それから約3か月後――第1四半期の決算発表から一転し、2013年第2四半期(2Q:4~6月)の決算発表は株価の上昇傾向で迎えようとしている。現地時間7月10日は当日の最安値が901.0799ドルとなっていたが、5日後の同15日には上場来最高値を更新し、927.8300ドルを記録。終値でも924.6900ドルとなった。
この約3か月間、米グーグルはメガネ型デバイス「Google Glass」の開発を進める一方、開発者向けカンファレンス「Google I/O 2013」で新機能や新サービスを発表。地図アプリ「Waze」の買収で「Googleマップ」を強化。また、2012年のモバイル広告収入で市場の半分のシェアを獲得していることが米調査会社によって明らかにされるなど、さまざまな動きをみせた。現地時間7月18日の決算発表に寄せる投資家の期待は大きく膨らんでいるに違いない。