4日よりネット選挙解禁となった参議院議員選挙。解禁前から様々な議論を呼んでいたが、公示後1週間の動きを主要なIT企業中心に追ってみた。
4日(木)
・ネット選挙解禁、各サイトでの取り組み
ヤフーはYahoo! JAPANの「Yahoo!みんなの政治」内に開設した参院選に関する特集ページ「参議院選挙2013」で、新たにツイッター、フェイスブックなどのSNSから発信されるリアルタイムの情報をチェックできるようにした。
そのほか、「Yahoo!検索」も期間限定で候補者名を検索すると、画像やプロフィール情報だけでなく、主張、ツイート、演説予定、演説動画などの情報が一覧で表示されるようになった。
グーグルは7月21日の投票日に向け、毎日新聞社と共同で「未来をつくろう 参院選 2013」サイトを開設。「○○のために。未来を作ろう」という文の「○○」に言葉を入れて投稿、共有することで選挙や投票の価値を考えようというもの。
ツイッターでは公示日の7月4日から参院選のページ「#参院選」を開設して、政党や候補者のツイッターアカウントを一覧表示している。
仮想空間「アメーバピグ」内では各党が選挙活動を開始。選挙期間中、渋谷106前で各政党の党首のアバターが街頭演説し、1500万人以上のアメーバピグユーザーに向け、選挙への参加を呼びかける。
5日(金)
・なりすまし行為などへのセキュリティ対応
シマンテックと共同通信は、議員や候補者のなりすまし対策に、本人だと認証された議員や候補者のウェブサイトやSNSのURLを掲載するサイト「THE OFFICIALS」などを共同で提供することを発表した。
・安倍晋三が16人-なりすましツイッター
ツイッター上で安倍晋三になりすました偽アカウントが16個あったことがトレンドマイクロの調べでわかった。トレンドマイクロでは、公人や著名人のアカウントについては、認証済みアカウントを示す青色のマークを確認するよう呼びかけている。
8日(月)
・参院選予測――自公で71議席以上
ヤフーは「Yahoo!検索」データの分析結果に基づいて、獲得議席数の予測を発表した。比例区と選挙区を合わせた121議席中、自民党が59議席、公明党が12議席と、過半数を超える71議席となる結果に。