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Wikipediaの閲覧データでトレンド解析

2013年07月04日 16時00分更新

文● 大木信景(HEW)/アスキークラウド

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 毎日膨大な量の情報が発信され、新しいニュースが生まれている現在。話題が移り変わるサイクルは激しく、「今日なにが話題になっているか」を捉えるのも難しい。そのためには「Googleトレンド」の急上昇ワードをチェックしたり、「Yahoo! リアルタイム検索」や「ついっぷるトレンド」でTwitter上のホットワードを確認したりといった方法もあるが、新たに「Wikipedia」を利用したトレンドチェックツールが登場した。
 
 ユーザーローカルが3日に提供を開始した「ユーザーローカルWikipediaトレンド」は、Wikipedia日本版の参照回数データをもとに、その日話題になっているキーワードを知ることができるサービス。人々がネットで情報を検索する際、多くの場面でWikipediaが使用されることに着目したものだ。
 
 サービストップページでは、その日に注目を集めているワードを「急上昇キーワード」として掲載。また、検索窓に知りたいワードを入れて検索すると、過去3日間で調べられた回数の推移がグラフ表示される。さらに、調べられた回数のランキングの推移を月間、年間で確認することも可能。たとえば誰かの名前で検索すれば、その人がじわじわ人気になってきたのか、それとも突然有名になったのかがわかる。そのキーワードに関連するツイートや、一緒につぶやかれているキーワードも確認できるで、話題になった理由もすぐに判明する。
 
 カレンダーページでは、毎日の人気キーワードがカレンダー形式で表示される。話題の推移が一目でわかる上、翌日以降については前年の同日の人気キーワードが表示されるので、キャンペーン施策を検討するマーケティング担当者などにとって有用なツールとなるだろう。

wikipediaトレンド

人気キーワードもカレンダー形式で表示される

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