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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第310回

「OM-D」を携えて、猫がいる街「谷中」をぶらり

2013年06月28日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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iPhoneの画面越しの猫もまた一興

 ひととおり猫と遊んだので場所を移動する。

 続いて夕方に猫が集まると有名な「夕焼けだんだん」近くの路地。谷中あたりは首からカメラをぶら下げてる観光客が多いのだが、観光客っぽい人が路地でしゃがんで何かしてたら大抵猫がいるのである。

 路地にちょこんと座ってたシロとミケとサビ。模様の異なった3匹がしれっと並んでるのがいい感じ。

 こちらもしゃがんで猫目線で撮影。すっかり撮られ慣れてる様子で、不用意に土足で近づかない限り、逃げも隠れもしない。

シロとミケ。「撮るんならさっさと撮ってね」って表情のシロがなんともいえん(2013年6月 オリンパス OM-D E-M5)

シロとミケ。「撮るんならさっさと撮ってね」って表情のシロがなんとも言えん(2013年6月 オリンパス OM-D E-M5)

 こちらもちょっと距離をおいてしゃがんで、じっとして警戒しなくていいよメッセージを出してやる。

路側のこの凹みが猫的には落ち着くらしい。サビはここに気持ちよくハマってた(2013年6月 オリンパス OM-D E-M5)

路側のこの凹みが猫的には落ち着くらしい。サビはここに気持ちよくハマってた(2013年6月 オリンパス OM-D E-M5)

 すると、一緒に散歩してた友人がiPhoneで猫撮影をはじめた。

 だいたい私の友人は猫好きなので、誰かが猫を見つけると思い思いのカメラ(多くはiPhoneなんだけど)で猫撮影大会がはじまっちゃうのである。

 今回のサブテーマは「猫を撮る人を撮る」だってことで、彼女の肩越しに撮影してる手元を狙う。

iPhoneの画面にピントを合わせてひと味違う猫写真を(2013年6月 オリンパス OM-D E-M5)

iPhoneの画面にピントを合わせてひと味違う猫写真を(2013年6月 オリンパス OM-D E-M5)

 しゃがんで猫を撮る人の画面ごと猫を撮るの図である。猫じゃなくてiPhoneの画面にピントを合わせることで、ひと味違った猫写真にしてみたわけである。

 誰かと一緒に猫散歩するときは、撮ってる人ごと撮っちゃうのもまた一興、ということで。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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