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IEEE 802.11acからワイヤレスHDDまで――最新無線LAN事情 第3回

なにコレ便利っ! “使える”無線LAN対応機器を大紹介

2013年06月27日 12時00分更新

文● 二瓶 朗

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ポータブルバッテリにもなるミニミニサーバー
ソニー「ポータブルワイヤレスサーバー」

ソニー「ポータブルワイヤレスサーバー WG-C10」。ソニーストア価格は8980円

ソニー「ポータブルワイヤレスサーバー WG-C10」。ソニーストア価格は8980円

 ソニーの「ポータブルワイヤレスサーバー WG-C10」(以下WG-C10)は、パッと見はよくありがちなモバイルバッテリーだ。

 ある意味それは正解で、搭載したUSBポートからはスマホやタブレットに給電することができる。USBケーブルを専用フォルダーに収納すると、ストラップになって本体の持ち運びもラクラクだ。

 とはいえモバイルバッテリーはサブの機能。WG-C10はポータブルなワイヤレスサーバーなのである。

 本製品はスマートフォン、タブレット、PCなどを無線(IEEE 802.11b/g/nに対応)接続して、それぞれの写真、動画、音楽といったファイルを転送することができる。

側面にメモリーカードスロットを装備。底面にはUSBポートを搭載する

 ただしWG-C10自体にストレージ機能はないので、搭載されているSDメモリーカード/メモリースティックDUOスロットにメモリーカードを挿入するか、USBポートにUSBメモリーを接続して記憶領域を確保する必要がある。

各種操作に必要な「PWS Manager」。iOS用とAndroid用が無償で提供されている

各種操作に必要な「PWS Manager」。iOS用とAndroid用が無償で提供されている

 また、各種データをコピーする際には、専用アプリ「PWS Manager」をスマホかタブレットにインストールし、そこから操作する必要がある。WG-C10には、電源ボタン以外の操作インターフェースが存在しないのだ。

 また逆に、WG-C10を介して集められたデータは、無線LANを経由してスマホやタブレット、PCにコピーまたはムーブすることができる。たとえば、デジカメで撮った写真をスマホに送信したいとする。そのとき。SDメモリーカードをWG-C10に挿入し、PWS Managerの操作によって、スマホにワイヤレスでコピーすることが可能だ。

 最大で8台のスマホやタブレット、PCがWG-C10に無線接続し、データを共有することが可能なので、複数のスマホユーザーがいても安心。

 PWS Managerは、WG-C10を操作するリモコン代わりになるほか、WG-C10専用のファイラーとしても使える。WG-C10に接続・挿入されたUSBメモリーやメモリーカード内の写真や動画をプレビューできるほか、接続した端末から端末へファイルをコピーしたり、といったことも可能だ。

 もちろんWG-C10にはバッテリー駆動が可能で、音楽ファイルなら最大10時間の連続再生が行なえる。

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