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「HP World Tour」レポート 第1回

タブレット+ノートのハイブリッド型PCも

大画面を持ち運べる一体型機「ENVY Rove 20」など、HPが公開

2013年06月25日 08時31分更新

文● ナカムラ/ASCII.jp編集部

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 米ヒューレット・パッカードは6月24日と25日の2日間、中国の北京でアジアのプレス関係者を集めたプライベートイベント「HP World Tour」を開催中だ。

 まずは個人向けPCの新製品を紹介する。なお今回の製品は世界市場を対象としたものであり、日本国内での発売時期などは未定となっている。

20型でバッテリー内蔵のENVY Rove 20

「HP ENVY Rove 20 mobile All-in-One PC」

 「HP ENVY Rove 20 mobile All-in-One PC」は、10点タッチが可能な20型(解像度1600×900ドット)のIPS液晶ディスプレーを搭載した一体型PCだ。

 立てた状態から、スタンドを閉じてフラットな状態にできる点が特徴。テーブルに置いて、複数人で画面を見ながらゲームを楽しむといった活用が可能だ。またオーディオ機能としてBeats Audioを搭載。2台のスピーカーとサブウーファーによる迫力あるサウンドを提供する。

「バッテリー搭載で、家中のどこでも使える」という意味で「モバイル」と名付けられた

 Haswellこと第4世代のCore iプロセッサー、Core i3-4010U(1.8GHz)を搭載。メモリーは8GB、1TBのハイブリッドドライブを採用した。OSはWindows 8がプリインストールされている。無線通信機能はBluetooth 4.0とIEEE 802.11 a/b/g/n/acを搭載。インターフェースとしてUSB 3.0×3、SDカードリーダーなどを備える。

 本体にはバッテリーも搭載し、電源のとれない場所でも使用できる。サイズは約幅506×高さ320.7×奥行き66.0mm、重量は約5.3kg。ワイヤレスキーボードと光学式マウスが付属する。

画面が取り外せる、Andoroid搭載ノート「HP SlateBook x2」

「HP SlateBook x2」

 米HPが“次世代のフォームファクター”と位置づける「HP SlateBook x2」は、画面が取り外してタブレットとしても使用できる着脱式のコンバーチブル型タブレットだ。米国内では8月に出荷予定で、直販価格は479.99ドル(約4万6700円)。

ディスプレーを取り外したタブレットの状態。ヒンジ部分にマグネットを使っており、簡単に着脱できる

キーボードドックにセットすると、ノートPCとして利用できる

 SlateBook x2は、OSにAndroid 4.2を搭載。CPUにNVIDIAの最新プロセッサー「Tegra 4」を採用した。キーボードドックとタブレットに1つずつバッテリーを搭載する。2GBメモリーと、64GBのSSDを搭載。ディスプレーは1920×1200ドットの10.1型IPS液晶。そのほか、無線LAN、内蔵カメラ、USB 2.0、HDMI出力、MicroSDカードスロットなどを搭載する。

 本体サイズは、キーボード部分も含めて約幅25.8×奥行き19.38×高さ2.05mm、重量は約1.25kg。

その他に、359ドルと低価格のAndoroid搭載21.5型オールインワンPC「HP Slate 21 AiO」(左)、14型の「ChromeBook」(右)なども展示された

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