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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第46回

ドコモ・ツートップ&HTC J Oneはやっぱり高速だった!

2013年06月24日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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通信速度テストは
平凡な結果に終わる

 通信速度テストではブラウザで「BNRスピードテスト画像読込み版」を用いて、下り/上りをそれぞれ3回計測している。場所は横浜駅前、東京駅ホーム、浦安駅前の3か所。今回は平日の11~13時台にテストを行った。

  Xperia A GALAXY S4 HTC J One
横浜駅(下り/上り) 9.72Mbps/3.82Mbps 10.32Mbps/4.93Mbps 8.14Mbps/6.06Mbps
東京駅(下り/上り) 7.61Mbps/1.38Mbps 2.98Mbps/3.23Mbps 8.94Mbps5.53Mbps
浦安駅(下り/上り) 8.28Mbps/2.11Mbps 8.14Mbps/1.98Mbps 12.77Mbps6.15Mbps
全計測の平均
(下り/上り)
7.61Mbps/1.81Mbps 6.11Mbps/2.26Mbps 8.91Mbps5.4Mbps

 結果は3機種とも普通といったところ。全体の平均値を見ると久々に3機種とも10Mbps台は無し。とはいえ最速値でauのHTC J Oneが下り12.77Mbpsを計測し、ドコモのGALAXY S4も最速10.32Mbpsを計測している。

 傾向として、HTC J Oneは上下ともに最速値に近い速度が常に出ていて、平均値も極端に下がっていない。ドコモの2機種は上りの通信速度が伸び悩み。また速度結果にもムラがあり、最速値との差が大きい。

 各駅ごとに見ていくと、横浜駅前では、3機種ともLTEのアンテナは4本中4本立つ状態。お昼時になり通信が混雑気味だったかもしれないが、エリア的には良好な状態でテストができた。

 東京駅ではXperia Aのアンテナが1~3本と不安定。GALAXY S4は対照的に4本立っている。しかし下りの通信速度は逆転。同じドコモスマホでも差がついた。HTC J Oneはアンテナが3~4本と良好だ。

 浦安駅でもXperia Aのアンテナは2~3本。GALAXY S4とHTC J Oneは4本立つ。今回の3機種では上下ともに最速値がHTC J Oneで計測された。

サービス開始当初の
SoftBank 4Gが高速

 こちらは過去のベスト10で比較してみよう。3駅合わせた下りの平均速度を基準にランキング化している。1~3位はソフトバンクの3機種、特にSoftBank 4Gがスタートした初期の端末が並ぶ。当時は回線が空いていたと推測できる。

1 STREAM 201HW 28.65Mbps 6 AQUOS PHONE SERIE SHL21 11.67Mbps
2 AQUOS PHONE Xx 203SH 17.72Mbps 7 INFOBAR A02 10.54Mbps
3 RAZR M 201M 14.48Mbps 8 HTC J One HTL22 8.91Mbps
4 VEGA PTL21 13.25Mbps 9 Xperia Z SO-02E 8.9Mbps
5 HONEY BEE 201K 12.94Mbps 10 STREAM X GL07S 8.55Mbps

 ドコモは回線の混雑には勝てないのか、トップ10にランクインしたのはXperia Zのみ。auも徐々に混雑が目立ってきたものの、今回測定したHTC J Oneが8位に入るなど、まだ比較的数字は出ている。ただ、今後は新たな周波数でサービスがスタートしない限り、なかなか大きな変動はないかもしれない。

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