文字入力テストでは
Xperia Aが過去最速
次のテストは文字入力。いつものように下記の文章をGmailの新規作成画面に入力する。片手操作で3回入力、予測変換は使わず、全文を入力する。
「お世話になっております。ライターの小林です。明日の13時にASCII.jpの件、よろしくお願いいたします。」
その結果が以下の通り。
Xperia A | GALAXY S4 | HTC J One | |
---|---|---|---|
入力プログラム | POBox Touch 6.1 | iWnn IME for Samsung 2.2.6 | iWnn IME 2.2.5 |
最速タイム | 46秒25 | 52秒28 | 48秒64 |
平均タイム | 50秒5 | 53秒71 | 50秒93 |
Xperia Aが過去最速となる46秒25を出した。さらにHTC J Oneも48秒64で過去2番目の速さ。これまで50秒を切る機種はなかったのだ。さらにGALAXY S4も過去4番目に速いという、この3機種はかなり文字入力が速い。
詳しく見ていくとXperia Aは、やはり「持ちやすさ」のメリットが大きいと実感した。特に漢字に変換する際、変換候補を直接タップしやすい。また筆者は右利きなので、画面が大きい機種、幅が広い機種では、キーボード左側のボタンが押しにくいのだが、Xperia Aではそれもない。キーボード全体は少し窮屈と感じ、誤入力もあったのだが、修正時間を入れてもこのタイムだ。
HTC J Oneは他の2機種より端末に重さを感じるのと、幅も69mmとXperia Aと比べて広め。そのため左側にある文字種ボタンや、変換候補を直接タップするには指を伸ばす必要があった。またキーボードも若干縦に長い印象。しかし広いキーボードのおかげで誤入力は少ない。
GALAXY S4もHTC J Oneと同じく左側に指が届きにくい。ただキーボードの大きさはちょうどよく感じた。しかしなぜか誤入力が多くなった。とくに「さ」のボタンが鬼門で、下の「は」のボタンを押してしまうことが多かった。そのため「~ます」「~です」が「~まふ」「~でふ」と、ちょっと可愛い感じの誤入力になってしまい、そのたびに修正したのがタイムロスにつながった。
これも歴代機種を最速タイムのランキングで確認してみよう。キーボードサイズや感度を変更したものは除いた。
1 | Xperia A SO-04E | 46秒25 | 19 | Optimus G Pro L-04E | 1分0秒99 |
---|---|---|---|---|---|
2 | HTC J One HTL22 | 48秒64 | 20 | STREAM 201HW | 1分1秒26 |
3 | MEDIAS U N-02E | 51秒71 | 21 | Optimus G L-01E | 1分1秒85 |
4 | GALAXY S4 SC-04E | 52秒28 | 21 | GALAXY Note II SC-02E | 1分1秒85 |
5 | G'zOne TYPE-L CAL21 | 52秒39 | 23 | PANTONE 5 107SH | 1分2秒87 |
6 | INFOBAR A02 | 52秒56 | 24 | AQUOS PHONE Xx 106SH | 1分2秒96 |
7 | Xperia Z SO-02E | 52秒79 | 25 | MEDIAS W N-05E | 1分4秒29 |
8 | GALAXY S III α SC-03E | 53秒67 | 26 | HTC J ISW13HT | 1分4秒57 |
9 | HONEY BEE 201K | 53秒72 | 27 | AQUOS PHONE SERIE ISW16SH | 1分4秒99 |
10 | GALAXY S III SC-06D | 55秒2 | 28 | AQUOS PHONE SERIE SHL21 | 1分5秒52 |
11 | RAZR M 201M | 55秒28 | 29 | URBANO PROGRESSO | 1分7秒4 |
12 | AQUOS PHONE ZETA SH-02E | 56秒52 | 30 | DIGNO DUAL WX04K | 1分8秒4 |
13 | Optimus it L-06D | 56秒67 | 31 | ARROWS A 201F | 1分10秒07 |
14 | HTC J butterfly HTL21 | 57秒46 | 32 | VEGA PTL21 | 1分10秒93 |
15 | STREAM X GL07S | 57秒57 | 33 | AQUOS PHONE st SH-07D | 1分14秒5 |
16 | ELUGA power P-07D | 57秒90 | 34 | ARROWS X F-02E | 1分15秒31 |
17 | Xperia SX SO-05D | 57秒94 | 35 | Ascend HW-01E | 1分16秒92 |
18 | AQUOS PHONE Xx 203SH | 59秒64 | 36 | Optimus Vu L-06D | 1分20秒02 |
過去36機種中16機種が50秒台。40秒台は今回の2機種のみ。半分は1分以上かかっている。今後は50秒台前半を出さないとトップ10には入れない。
画面サイズが大きい機種が上位にきたり、本体サイズが小さくて持ちやすい機種が下位だったりと、傾向がバラバラというのは意外だが、ただ今回1位になったXperia Aは、持ちやすさを重視し、スペックも高く、さらに文字入力ソフトが最新のPOBox Touch 6.1と、弱点が無い印象だ。持ちやすさ重視の機種が多い2013年夏モデルだが、今後も上位にランクインが続きそうだ。
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