「Assassin's Creed II」や「Rocket Knight」など約50タイトルでスタート
手軽がうれしい! クラウドゲーム機「G-cluster(ジークラスタ)」登場
2013年06月27日 11時00分更新
重たい処理はネット側に任せるスゴい仕組み
手軽なのはハードだけではない。ソフトの管理も手間いらずだ。
HDDやDVDなどのメディアは不要。ネットで購入したゲームのデータを引っ張ってきて遊ぶことになる。ソフトを買うために外出する必要はないし、メディアをなくして遊べなくなることもない。クラウドの利点を生かしたゲーム機と言えるだろう。
ポイントは、ゲームプログラムをG-cluster本体にダウンロードするのではなく、あくまでネット上のサーバーに置いてあるというところ。
ユーザーがコントローラーで入力した操作は、無線LAN経由でサーバーに送られる。サーバーはその結果を反映してゲーム画面を描画し、そのデータを本体側に戻す。あとは本体がゲーム画面をテレビに表示するという流れになる。
スマートフォン向けのゲームは、本体側にデータをダウンロードして扱う。ダウンロードが完了するまで遊べないし、端末の処理性能によっては快適さが損なわれることもある。一方、G-clusterでは制御はすべてサーバー側に振って再生に徹したことで、ゲームを始めるまでの待ち時間が減った上、本体に高性能なプロセッサーが必要なくなり、見ての通り本体サイズも小さく、USBバスパワーで駆動できるほど消費電力も抑えられるというメリットを得ている。
気になるのはゲームの遅延だが、自宅のインターネット接続速度が最低でも3Mbpsあれば標準画質で遊べる。さらに光ファイバーなどを引いていて常時5~6Mbps以上出る環境なら、高画質を実現してくれるという。一時的に回線速度が悪くなっても、画質は落とすが、フレームレートは保持するという仕様で、レスポンスを落とさないようになっている。