海外ではすでに発表されており、日本でも待ち望んでいた人が多いはず
レノボ・ジャパンは27日、ThinkPadシリーズと同じレイアウトで、トラックポイントも備えたキーボードを発表した。Thinkシリーズの純正アクセサリーという位置付け。レノボの直販サイトまたは量販店などに置かれている“レノボ・カスタムショップ”で販売する。
ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード
ソフトランディングなタッチ、USBとBT接続が選べる
Bluetooth接続とUSB接続の2種類があり、ともに日本語JIS配列、US配列の2種類を用意（合計4種類）。19.05mmピッチ、ストローク2.0mm±0.2mmというスペックで、サイズは幅305.5×奥行き164×高さ13.5mm。重量は460g。Ivy Bridge世代のCPUを搭載したThinkPadから採用したソフトランディングタイプの構造を採用している。ThinkPadシリーズで言うと、海外で展開されているUltrabook「ThinkPad T430u」とほぼ同等だという。
トラックポイントとThinkPadロゴを持つ、純正アクセサリー
ファンクションキー回りにはWindows 8関連の機能ボタンを用意している、ThinkPad X1 Carbonなどとは異なり、4つずつの仕切りはないタイプ
Bluetooth接続の「ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード」は、NFCペアリングに対応。専用のユーティリティーも用意されるが、ThinkPad Tablet 2など、NFCペアリングに対応したThinkPadであれば、触れるだけでインストールを促す画面が表示され、Windows 8のIn-Boxドライバーの自動インストールが可能。シンプルな操作で使い始められる点も特徴だ。
NFCペアリングに対応しており、対応するThinkPadとのペアリングは重ね合わせて、ワンタップするだけ
裏面ゴム脚付近にNFC対応を示すロゴ、Windows 8側の設定でNFCをオンにしておく必要がある
Thinkシリーズの純正アクセサリーという位置付けであるため、メーカーが動作保証するのは、あくまでもWindows XP／Vista／7／8がインストールされ、Bluetoothホスト機能を内蔵したThinkPadシリーズとなる。ただし一般的なBluetoothキーボードとして、他社OSを搭載した様々な機器との接続も可能になるようだ（一部機能制限あり）。
バッテリーフル充電の状態で、毎日約8時間連続使用した場合、30日間の利用が可能。トラックポイント機能を使いつつバッテリーを抑えるための苦労もあったという。
チルトアップすることで快適な利用も可能になる
収納式の脚はThinkPad風のデザインで、赤のワンポイント。端子は電源と充電用のコネクターのみとシンプル
なお周辺機器とはいえ、ThinkPadと同じブランドで市場投入することもあり、各種拷問テストは実施されている。例えばキーボードやキーボードの脚の部分への加重試験、打鍵音を規定値より低く抑えるための調整、中心におもりを置いたり、端の部分だけにおもりを置いての剛性テスト、飲料水を使った防滴テストなどだ。
USBケーブルが付属するが、Bluetooth接続タイプのキーボードの場合は機器との接続ではなく充電のために利用する
価格はBluetooth接続のモデルが1万3500円（税別）、USB接続の「ThinkPad トラックポイント・キーボード」が8000円（税別）。Bluetooth接続のモデルは充電用にマイクロUSB端子を持つが、PCとの接続には利用できない。発売記念として、レノボ・カスタムショップ（直販を除く）で購入したユーザーを対象に、抽選でThinkPadグッズが当たるキャンペーンも実施する。
この椅子がもらえるらしい
ThinkPadなデザインのNCイヤフォンも登場
合わせてレノボは、ThinkPadロゴの付いたノイズキャンセリングイヤフォン「ThinkPadノイズ・キャンセリング・イヤホン」も発表した。ウェブ会議や飛行機での移動中などで高音質のイヤフォンがほしいという要望に応えたもの。価格は9500円（税別）。単4電池1本で動作するアクティブ型のノイズキャンセリング機能を内蔵。周辺環境の騒音を約92％低減できるという。
ThinkPadなデザインのノイズキャンセリングヘッドフォン。ノイズ低減率も中々高性能
スリムキャリーケースのほか、機内で接続する際に便利な2極の変換プラグ、交換用のイヤープラグなどを同梱する。
