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工芸品のように緻密なツールフリー構造でストレージ増設も手間いらず

Haswell最強CPUをラインナップした「Endeavor Pro5500」

2013年07月01日 11時00分更新

文● 真島 颯一郎

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Haswell世代の「Endeavor Pro」を徹底的にテスト!

 さて、注目ポイントを確認したところで、第4世代インテルCore iシリーズを搭載した「Endeavor Pro5500」の実力をチェックしてみよう。なお、今回試用したマシンの仕様の詳細は、前ページに記載しているが、主な項目だけおさらいしておく。

試用機の主な仕様
CPU Core i7-4770K(3.5GHz)
メモリー 32GB(DDR3 1600MHz)
グラフィック NVIDIA GeForce GTX 680
ストレージ SSD 256GB
OS Windows 8 Pro 64bit

 まずは「Windows エクスペリエンス インデックス」を確認。ある程度、高いスコアは予想していたが、驚いたことに、すべての項目が8.1をマーク。この結果だけでも、まったく隙のない実力を備えていることがうかがえる。

すべての項目が8.1をマークしている。7点台が存在しないというだけでも、十分に秀逸なモデルだ

 続いてパソコンを総合的に評価する「PCMark 7 v1.4.0」、グラフィック性能を詳細に計測する「3DMark Basic Edition」を試してみた。結果は以下のとおり。いずれも、フラッグシップ機の名に恥じない結果となっている。

PCMark 7のスコアは6000を上回るスコアを記録。v1.4.0ではスコアが落ちる傾向があるが、それでも6000オーバーは立派

3DMarkはGeForce GTX 680搭載モデルらしく、全体的に高スコアをマーク。高精細なグラフィックが売りのゲームなども軽快に楽しめそうだ

 また、CPUの実力がわかる「CHINEBENCH R11.5」、ストレージの性能を計測する「CrystalDiskMark 3.0.1」もテストしてみた。こちらは、両方とも予想どおりの高水準な数値をマークしている。

CHINEBENCHのスコアは7.97pts。ランキングを眺めると、Opteronの12コアモデルとほぼ同等の性能ということになる

一方、CrystalDiskMarkは、シーケンシャルもランダムアクセスも、平均的に良い数値をマークしている

 最後に、ゲームのベンチマークソフトも計測してみた。利用したのは「MHFベンチマーク【大討伐】」だ。結果は、3万オーバーのスコアを叩き出し、文句なしの実力だが、GeForce GTX 680を搭載しているなら、当然のスコアではある。

噴火シーンの手前ですでに10000近くのスコアを記録している。どこまでスコアが伸びるか興味津々

最終スコアは、なんと32854を叩き出した。順当ではあるが、申し分ない結果だ

 そこで、もう1点追加して計測してみることにした。試用機はGeForce GTX 680を搭載しており、グラフィック性能は抜群だ。それでは、CPU内蔵のインテル HD グラフフィックス 4600の実力はどれくらいなのだろうか。本製品からグラフィックボードを取り外し、再度「MHFベンチマーク【大討伐】」を実行してみると……。

GeForce GTX 680搭載時と同じ、噴火前のシーンでは約8分の1ほどのスコアとなっている

総合スコアは3827。CPU内蔵グラフィックチップとしては、高いスコアではあるがGeForce GTX 680には遠く及ばない

 CPU内蔵のグラフィックチップとしては、3800前後というスコアは立派だ。とはいえ、グラフィックボードに比べると、やはり非力に感じられる。用途にもよるが「Endeavor Pro5500」を使うなら、やはりそれなりのグラフィックボードを搭載したいところだ。

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