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アップルが「iOS 7」発表、一般公開は今秋

2013年06月11日 07時30分更新

文● ASCII.jp編集部

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 アップルは、開発者イベント「WWDC 2013」初日の基調講演において、「iOS 7」を発表した。一般公開は今秋予定(無償)で、対応デバイスは、iPhone 4以降、iPad 2以降、iPad mini、iPod touch(第5世代以降)。開発者に対しては本日よりiOS 7ベータ版および「iOS 7 SDK」が配布される。

開発者イベント「WWDC 2013」初日の基調講演において、「iOS 7」を発表

 iOS 7は、ユーザーインターフェースをはじめとする基本デザインを大きく変更。「フラットデザイン」と呼ばれるシンプルな基調を採用している。

 新機能としては、ファイル交換機能「AirDrop」、完全なマルチタスクがあり、「Control Center」(設定)、「Notification Center」(通知)、「Photo」(写真)などの機能が強化された。

 AirDropは、無線LAN機能を使って、近くの他iOSデバイスと手軽にファイル交換を行なうための仕組みで、OS Xではすでに実装されている。また、iOS 7では完全なマルチタスクをサポートし、バックグラウンドのアプリも各種処理を行なえるようになった。

 Control Centerは、より素早くコントロールできるよう改善された。画面左側をスワイプすることで開くように変更され、ロック画面などからもアクセスできる。Notification Centerも同様にロック画面でさらに多くの通知を表示できるようになった。

 Photoは、「フォトライブラリ」の内容がイベントごとに自動的に整理されるようになり、ユーザーが撮影した写真を把握しやすくなっている。

 ウェブブラウザーの「Safari」は、デザイン変更と機能強化が行なわれている。ブックマーク機能、タブ機能の強化に加えて、IDとパスワードをiCloudを介して管理する「iCloud Keychain」をサポートし、ID/パスワード入力の煩雑さを軽減している。

 「Music」(音楽)アプリは、新たに「iTunes Radio」機能を搭載。iPhone/iPad/iPod touch/Mac/Windows/Apple TVを使って、お気に入りの曲(歳税済みの曲やダウンロード済みの曲など)やインターネットラジオ放送を組み合わせたストリーミング配信を楽しめる。なお、この機能については、米国から順次対応となっている。

 このほか、カメラ機能やSiriの機能も強化された。


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