美しい写真に練り込んだ文章、ソーシャル対応の準備も整った。それらを綺麗にレイアウトすれば、ハイクオリティーなウェブサイトに……、ならないことがある。問題があるなら、それはサイトで使用している文章の“フォント”だ。
OS標準フォントはどこか垢抜けなかった
和テイストで日本語を目立たせるサイトを作ろうとすると、なかなか見合ったフォントが見つからないという人もいたはず。フォントによってはダサく見えることも……。
美しいフォントが印象を変える!
日本語は見せ方ひとつで美麗にも醜悪にもなる。重要なのは文章の見やすさだ。ウェブサイト制作においてもそれは同じ。つまり、フォント選びがサイトの良し悪しにつながる。
5月30日に提供が始まったデジタルステージのウェブ制作ソフト「BiND for WebLiFE 6.5」は、ウェブフォントに注力した。見やすいUIでフォントを選べる新機能「TYPE for WebLiFE」を搭載。日本語フォントにも対応し、BiND専用のホスティングサーバー「WebLiFE サーバー」に契約すれば、自由に利用できる。驚くのはウェブフォントの種類。プロフェッショナル版なら最大で150書体が新たに使える。広告や出版物で多用されるロダン、ロゴや映像に多いマティスなど、自分のサイトに合ったフォントが見つかるはず。
また、ウェブフォントにはコピペ可能というメリットがある。BiND6までは、好みの書体はロゴで使う形を取り、住所などがロゴだとコピペができなかった。だが、ウェブフォントを選んで文章を作れば問題ない。また、文章が増えれば、キーワードを検索で拾いやすくなる。
さらに、新たにフォント映えするテンプレート(PCサイト2種、スマホサイト2種)が追加された。閲覧環境に関わらず、タイポグラフィックなサイト制作が可能な上、スマホの拡大表示でも文章が粗く見えない。
これまでの美しいテンプレートに加え、美しい書体を加えたBiND6.5。こだわりを持って、センス溢れるサイトが作れるはずだ。
今回、BiND6.5を使って編集部が実際にサイトを制作した。2013年3月21日にオープンしたばかりの美容室sot(ソット)のサイトだ(サイトはこちらから)。オシャレな美容室のイメージに合わせてウェブフォントを3種類選んで使用。記事と合わせてぜひ、サイト上でウェブフォントの美しさと書体の豊富さを確認してほしい。
高精細のスマホでもキレイ
直感的にフォントを選べる新UI
新たに搭載した「TYPE for WebLiFE*」はフォントを選びやすい画面。サンプルテキストが大きく表示され、書体の違いがわかりやすい。また、「ゴシック」「明朝」など書体が選べ、細さも「標準」「細い」「太い」という選択肢があるので、目当てのフォントがすぐ見つかる。
BiND for WebLiFE*6詳細情報 | ||
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メーカー | デジタルステージ | |
ラインナップ | スタンダード版 | プロフェッショナル版 |
価格 | 1万9800円(標準価格) 2万800円(書籍付き) |
2万9800円(標準価格) 3万800円(書籍付き) |
収録テンプレート数 | 156サイト | 180サイト(WordPress、Facebookページ専用テンプレート含む) |
WebLiFE*サーバーベーシックコース | 6ヵ月無料 | 24ヵ月無料 |
WebLiFE*サーバープレミアムコース | 1ヵ月無料 | 3ヵ月無料 |
対応OS | Win版:Windows 8/7(SP1)/Vista(SP2)/XP(SP3) ※Vista、XPは64bit版を除く Mac版:Mac OS X 10.6.8/10.7.5/10.8.2 |
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発売日 | 2013年5月30日 ※ BiND6はBiND6.5に無償バージョンアップ可能 |
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URL | http://www.digitalstage.jp/bind/ |
※ウェブフォントとは…これまでインターネットは、表示するブラウザーがパソコンや各端末にインストールされているフォントの中からフォントを表示してきた。そのためウェブサイトを制作するときは、ブラウザーやパソコンの機種に依存しない端末最大公約数のフォントを選んでいた。しかしWeb上のサーバーにフォントを預けることで、好みのフォントや個性的なフォントを表示できるようにしたシステムがウェブフォントである。