デジタルライフ推進協会(DLPA)が「リモートアクセス」に関する説明会を開催した。
DLPAは2010年2月1日に設立された団体で、正会員としてバッファロー、アイ・オー・データ機器、KDDI、デジオンが加盟し、賛助企業としてエレコムが名を連ねている。
マルチメディアコンテンツ再生やデジタル放送番組視聴に関する環境整備などを行なう団体で、これまでにテレビ・レコーダーの外付けUSB HDD録画の実現や、AV用途向けのNASの普及、録画データの復旧サービスのガイドライン策定などを行なってきた。
PCのクライアントソフトで福岡にあるNASにアクセスしているところ
同じく福岡にあるNASに対応スマートフォン「ARROWS NX」でアクセスしているところ
スマホでは受信前に再生画質の設定が行なえる
DLPAは今年1月に、屋外などでもNASに保存されたデジタル放送番組を視聴できるようにする「リモートアクセス」についてのガイドラインを策定。DTCP+(DTCP-IP 1.4)に準拠した形で、5月には対応製品にロゴの提供を行なうなど業界標準ルールの促進を続けている。
このリモートアクセスのロゴを取得、または取得予定の製品は現在11製品あり、NASだけでなくPCやスマホなども含まれている。
Windows用クライアントソフト「DiXiM Digital TV 2013」。リモートアクセス製品へのバンドル用でソフト単体の市販は行なわれていない
スマホ用の「DiXiM Player 4.0」を標準搭載するNTTドコモ「ARROWSS NX F-06E」。ソフトバンクの「ARROWS A 202F」と合わせて、リモートアクセスに対応する世界初のスマホ、とのこと
iOS向けの「DiXiM for iOS」でもリモートアクセスに対応するバージョンを開発中
Windowsタブレット用のDiXiM Playerも登場
バッファローが近日発売を予定しているリモートアクセス対応のNAS。トランスコーダーを内蔵しており、動画をNAS側で圧縮する
アイ・オー・データ機器は、リモートアクセス対応NASに加え、USBタイプのトランスコーダーを展示していた
富士通は「ARROWS」に加えて、同社のPC「FMV」シリーズも展示。PCがサーバーとなり、配信する番組の管理などが可能だ