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COMPUTEX TAIPEI 2013レポート特集 第25回

AntecがCOMPUTEXで人気PCケースの新作「P100」などを展示

2013年06月08日 10時00分更新

文● ASCII.jp編集部 北村

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 日本でも自作ユーザーを中心に人気のメーカーAntec。COMPUTEX TAIPEI 2013でも、日本人が喜びそうな製品を展示していた。

日本で安定した人気を誇るAntec。今年も期待を裏切らない新製品を展示していた

Antec渾身のフルタワー
「Nineteen Hundred」

 E-ATX対応のフルタワーケースの新製品が「Nineteen Hundred」だ。電源ユニットを下部、マザーボードを上部に取り付けるAntec独自の2層構造「デュアル・チャンバー構造」を採用する。冷却機構として120mmファンをフロントに3基、トップに2基、HDDトレイに2基、リアに1基増設可能だ。8月下旬発売予定で、価格は299ドル前後を予定している。

E-ATX対応のフルタワーケース「Nineteen Hundred」。展示機は試作のため、カラーリングは変わる可能性があるという

電源はケース内の上部と下部のどちらにも設置可能だ

ドライブベイは豊富で、5インチ×3、3.5インチ×12。2.5インチのドライブであれば14基搭載できる

人気シリーズを小型化
「P100」

 Antec不動の人気PCケース「Performance One」シリーズの新作が、長い沈黙を破りついに登場する。その新作は「P100」。ATXフォームファクターに対応したミドルタワーだ。「P180」シリーズおよび「P190」シリーズ同様の外観で、270度まで開くフロントカバーも健在だ。「P180/190」よりもコンパクトにまとまっており、狭い日本の住宅事情にマッチするだろう。8月下旬発売予定で、価格は8980円前後。

日本で大ブームを起こした「Performance One」シリーズの新作「P100」。フロントカバーは270度まで開き、ファンガードにはフィルターを装備している

ドライブベイは、5インチ×3、3.5インチ(2.5インチ兼用)×4。HDDトレイはツールフリーで引き出せる;

新型水冷クーラー
「KUHLER H2O」シリーズ

 水冷クーラーの新作は、一目見ただけで違和感を覚えるだろう。ラジエーターに取り付けられたファンが妙に飛び出しているからだ。従来品は、冷却ヘッドとポンプが一体化しているのだが、今回のモデルでは冷却ファンとポンプが一体化しているからだ。Antecによると、リザーバータンクとポンプの位置が近くなったことで、より効率よく冷却できるのだという。

メンテナンスフリーの水冷CPUクーラー「KUHLER H2O 650」。7月中旬発売予定で予価は69ドル

なぜか冷却ファンに向かってチューブが伸びているように見えるが、ここにポンプが内蔵されている

冷却ヘッドはポンプを内蔵していないぶん、コンパクトになった。Antecのロゴの部分にはLEDが内蔵されており、高温になると赤く点灯して知らせてくれる

上位モデルの「KUHLER H2O 950」。ラジエーター部に120mmファンを1基増設可能だ。7月中旬発売予定で予価は99ドル

並べてみると、ラジエーターとリザーバータンクが650(写真右)より大きくなっているのがわかる

最上位モデルの「KUHLER H2O 1250」。ポンプ、タンク、ファン、ラジエーターサイズが650の2倍と強力になっている

同シリーズのリテンションキットはインテルとAMDで兼用。コストダウンに一役買っている。7月中旬発売予定で予価は119ドル

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