四本淑三の「ミュージック・ギークス!」 第122回
コミュニティーを作り、そしてコミュニティーに入っていきたい
KORGの音楽教室からコミュニティーが生まれる?
2013年06月08日 12時00分更新
受講生は京都や香川からも
―― この教室はプロモーション活動の一環だと思うんですが、OTOTOYとは別にコルグ主催の講座もありますよね?
山藤 当初、こういう講座をOTOTOYさんでやる意義については正直未知数でした。募集して集まるのが「コルグのホームページを見て来ました」みたいな人達だったら、自分たちでやればいいということで、プロモーションにはならないですよね。でも、フタを開けてみたら「OTOTOYさんのホームページで、教えてくれるというのを見て来ました」という人がすごく多かったんです。
坂巻 8割くらいがそうだよね。
蛭田 僕らが普段、情報を発信しているところとは、まったく別な方々だったんです。
坂巻 前回は京都から来ている人がいましたから。
―― 随分と熱心な受講者がいるんですね。
山藤 参加者とフリートークできる場所って、終わった後の打ち上げなんですけど、その京都から来ている方は、終わったら打ち上げに行かずにすぐ夜行バスに乗って帰るんですよ。でも僕らはそんな事情は知らなかったので、終わった後すぐ帰る方がいるな、面白くないのかなって思っていたんです。でも3回目の最後の打ち上げには参加されて「実は京都から来ているんです」と言われて、びっくり。今回も香川から来ている人が。
坂巻 ええっ、香川から来ている人いるの?
―― そういう方はもともと音楽をやられている方じゃないんですか?
坂巻 電子楽器を使って電子音楽をやっているという方は少ないですね。
Y.K ほんの一部ですけど、教室マニアみたいな方はいらっしゃるみたいで。OTOTOYで言うと、この講座とこの講座は全部取ってますとか。来ている仲間どうしで、あれ取った? みたいな話をしている方はいらっしゃいます。
―― 意外なことに、そういうものの教材としても向いているということですね。
Y.K すごく向いていると思いますね。
コルグ主催の講座には「MS-20 miniで覚えるシンセサイザー入門」がある。場所はかつてのコルグ本社ビルにある、G-ROKS下高井戸スタジオ。
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