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アニメファンならぜひ行きたい!聖地巡礼ツアー 第19回

氷菓のロケ地とともに日本の歴史を紐解く旅

2013年06月09日 15時00分更新

文● 中村信博 撮影●エンドス

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たびたび劇中に登場する宮川

高山の町の中心を南北に流れる、宮川。街並み保存地区をはじめ、周辺には観光スポットが多い。「氷菓」でもこの川沿いの情景が多く登場している

このあたりは第1期オープニングで登場。すぐ脇には、全国的に有名な宮川朝市が開かれる通りが延びる

第11話「愚者のエンドロール」、奉太郎のミスを千反田が指摘するシーンで使われたのが、この宮川の川べりだ

こちらの不動橋が登場したのは、第21話「手作りチョコレート事件」。とある登場人物の罪の告白が行われた場所だ

喫茶店「パイナップルサンド」&一二三はココ!

第2話「名誉ある古典部の活動」にて登場した喫茶店「パイナップルサンド」は、高山市内にある「バグパイプ」がモデル。この日もたくさんのファンが訪れていた。お店の方に許可をもらって、お客さんが席を立った隙に奉太郎と千反田が座った席を激写!

劇中で千反田さんが飲んでいたウインナーココアを筆者も注文してみた。あ、甘っ!!

街並み保存地区にある和風喫茶「かつて」は、第10話「万人の死角」で奉太郎と入須先輩が入った「一二三」のモデルとなった。看板の表記以外は、劇中そのままだ

 飛騨地方の中心都市・高山が現在のような街として成立したのは、豊臣秀吉の時代。天正16年(1588)、この地を治めた金森長近が高山城の築城にあわせて、城下に京都を参考とした街路を整備したことに始まる。その後江戸期に入り、元禄5年(1692)に金森家が出羽に移封されて幕府直轄地となった高山は、周辺から産出される豊富な資源で幕末まで幕府の金庫を支えたのである。

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