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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第307回

オリンパス「XZ-2」で撮る街の路地裏猫たち

2013年06月07日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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猫運のいい日! さらに5匹の猫と出会う

 今日は猫運があったらしい。なんとその2本隣の路地にもいたのだ。

 こちらは細身の猫だけど、飼い猫っぽい毛並みで人もあまり怖がらない。閉まってる古いお店の前でじっとしてたところを見ると、そこの人が世話をしてるのかもしれない。

 人目を気にせずしゃがんで地面スレスレからカメラを向けると、こっちをちらっと見てくれた。

奥に見える左右の道は人通りがけっこうあるのだけど、そこから1本はいった路地は時折人が通るだけで、猫的にも安心。しゃがみこんで地面すれすれで猫と見つめ合ってみた(2013年6月 オリンパス XZ-2)

奥に見える左右の道は人通りがけっこうあるのだけど、そこから1本はいった路地は時折人が通るだけで、猫的にも安心。しゃがみこんで地面すれすれで猫と見つめ合ってみた(2013年6月 オリンパス XZ-2)

 実はここにはもう1匹猫がいたのである。

 そちらの猫はとても人当たりがよく、真横に座っても怖がらない。「ふんっ」という感じで一瞥するだけ。

 試しに左手の人差し指を差し出してみると、くんくんと匂いを嗅いでくれたので右手だけでとっさに撮影。

人に慣れた猫がいたら、ちょっと遊んでもらう。指先を出したらくんくんしてくれたのですかさず鼻にピントをあわせて撮影。このあと頭もなでさせてくれました(2013年6月 オリンパス XZ-2)

人に慣れた猫がいたら、ちょっと遊んでもらう。指先を出したらくんくんしてくれたのですかさず鼻にピントをあわせて撮影。このあと頭もなでさせてくれました(2013年6月 オリンパス XZ-2)

 コンデジでもレンズが明るくて、近距離だと背景がほどよくボケてくれるのでいい感じになる。

 最後は少し離れた路地。猫を撮ってたら「そういえば昔、あの辺で猫を見かけたな」って場所を思い出して行ってみたのだ。

 そうしたら、狭くて短い路地に出てきょろきょろしてるキジトラくんを発見。近づいてみると、建物と建物の隙間で合計3匹も。

全部で3匹おりました。3匹ともうまく構図に収めようと縦位置にしてしゃがんで撮影。室外機上の猫はこちらに気づいても意に介せず、のんびり(2013年6月 オリンパス XZ-2)

全部で3匹おりました。3匹ともうまく構図に収めようと縦位置にしてしゃがんで撮影。室外機上の猫はこちらに気づいても意に介せず、のんびり(2013年6月 オリンパス XZ-2)

 手前にさっきのキジトラ(地域猫らしく、耳がカットされている)、奥にトラ系のハチワレ、室外機の上に白黒のハチワレ。エアコンの室外機ってほどよいサイズで平らだから猫がよくくつろいでいるのだよね。

 ちなみに、猫がいそうだなと思って街の隙間を覗きながら歩いてると、お巡りさんに突然「何かお探しですか?」と声をかけられたりします……というかされたことあります。はたからみるとかなり怪しげなのでお気をつけを。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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