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アップル製品、値上げ前の駆け込み需要で前週比2.5倍の売上げ

2013年06月06日 15時30分更新

文● 大河原克行

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 5月31日に突然の大幅値上げを実施したアップルだが、その日のうちに旧価格で購入する駆け込み需要が発生していたことが、BCNの調べで分かった。

5月31日から値上げとなったiPad

 BCNによると、値上げが発表された5月31日のアップル製品の販売台数は、前週の同じ金曜日の5月24日と比較して、2.5倍となる151%増になったという。

 その他のメーカーの製品では、前週比12%増となっていたことに比較すると、伸び率が突出しているのが分かる。

 アップルは、5月31日に値上げを実施したが、すべての店舗で開店時から値上げをしていたわけではなく、夕方時点でも値上げ前の価格で販売する店舗が少なくなかった。6月1日にも、一部店舗では旧価格のままアップル製品が販売されていた。

 ニュースサイトなどを通じて、価格改定の発表当日も、まだ旧価格で販売されていることを知ったユーザーが、駆け込みでアップル製品を購入した模様だ。

 アップルが、5月31日に発表した新価格は、第4世代iPad Wi-Fiモデル 16GB版が4万2800円から4万9800円へと7000円の値上げ、同128GB版では6万6800円から7万9800円へと1万3000円の値上げとなっている。

 また、iPad miniも16GB版が2万8800円から3万2800円へと4000円の値上げ、64GB版が4万4800円から5万2800円と8000円の値上げとなった。

 なお、MacBookシリーズなどの価格には変更はない。

 アップルでは値上げの理由を説明していないが、急激な円安を受けての価格改定とみられる。

量販店ではすでに新価格へと移行している


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