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読んだら買いそうになる!? お買い得品発掘情報 第2回

レンズ付きで2万円台も!? 今狙い目の激安ミラーレス一眼

2013年06月06日 12時00分更新

文● 正田拓也

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Aレンズ2本付きで3万円のAPS-C機! ソニー「NEX-C3」

「NEX-C3」

「NEX-C3」

 デジタル一眼と言えば、“ボケ”感を楽しみたいという要望も多い。必要なところだけシャープに撮影し、余分なところはボケさせる。そのためには撮影素子が大きいカメラが有効で、マイクロフォーサーズよりもAPS-Cサイズの素子を使ったソニーのNEXシリーズがおすすめだ。

 しかも、マイクロフォーサーズは撮影した画像の縦横比が4:3なのに対し、NEXシリーズは3:2と多くのデジタル一眼レフカメラや従来の35mmフィルムと同じである点も写真を趣味としていくには都合がいい。

 そのNEXシリーズでは2年落ちとなる「NEX-C3」が狙い目だ。レンズ1本のセットで約2万7000円、レンズ2本のキットで約3万円が最安値となる。

 レンズ2本といっても、このころのNEXシリーズのレンズ2本セットは標準ズームレンズと薄型広角レンズの組み合わせ。望遠レンズがほしいという方には向かないが、とりあえずレンズ交換の楽しみは味わえる。

 NEXシリーズのいい点はAPS-Cと撮影素子が大きいにも関わらず全体の高さが低く、持ち運びが便利なこと。NEX-C3は本来は小さくなってもいいはずのE-PM1やDMC-GF3よりも高さが小さいのでカバンに収納しやすい。

 また、NEXシリーズはマウントアダプターを使って、各社の35mmレンズを使う際も、焦点距離が倍相当になってしまうマイクロフォーサーズよりも元のレンズの特性を活かしやすく、写真の趣味性を高める際に有利。ただし、汎用アクセサリーシューがないという残念な点もある。

  • 撮像素子:Exmor APS HD CMOSセンサー(有効1620万画素)
  • 感度設定:ISO 200~12800
  • 連写速度:最大5.5コマ/秒
  • 背面ディスプレー:3型(92万画素)
  • 製品情報

上級機種も3万5000円で!「パナソニック DMC-GX1」

「DMC-GX1」

「DMC-GX1」

 今まで紹介した激安機種はエントリー機種ばかりだが、上級機種でも特価品はある。パナソニックの「DMC-GX1」は同社の中ではハイアマチュアクラスとなる機種。それがレンズとセットで約3万5000円である。

 レンズとのセットは35mm換算で28-84mmに相当する14-42mmの標準ズームレンズだが、新しいタイプとなっており、収納時はレンズが短かく格納され、持ち運びにもかさばらず機動力抜群。

 さらに、パナソニックのミラーレス機のうち、ファインダーのないタイプでは汎用アクセサリーシューが省略されているが、GX1にはシューが付いている。

 この製品がこの値段だと見逃されるはずはなく、市場在庫は日に日に減少。安く買えなくなるのは時間の問題だ。2011年発売だが現在も現行機種ということもメリットだろう。

  • 撮像素子:4/3型Live MOSセンサー(有効1600万画素)
  • 感度設定:ISO 160~12800
  • 連写速度:最大20コマ/秒
  • 背面ディスプレー:3型(46万画素)
  • 製品情報

マウントアダプター付きのキットがあるキヤノン「EOS M」

「EOS M」

「EOS M」

 昨年登場して話題になったキヤノンのミラーレス一眼カメラ「EOS M」も、最近になって手頃な価格になり、ちょっと使ってみたいという欲望にもマッチするようになった。

 EOS Mのおすすめはダブルレンズキットで約5万円。価格だけ見ると激安ミラーレス一眼が2セット買えてしまう金額だが、内容はたいへん充実している。

 標準ズームレンズと薄型広角レンズの2本が付属した上に、純正のEOSマウントアダプターと外部ストロボが付属している。別途購入するよりも圧倒的にお得。しかも、EOS Mは今も現行機種だ。

 外部ストロボだけなら本体にストロボがないE-PM1やNEX-C3にも付属しているが、EOS Mのセットに付属のものは別途バッテリーを搭載し、本体の電源を使わないタイプ。

 そのため、本体の動作にはストロボの電源は影響がない。しかも、すでにEOSシステムを揃えているユーザーなら、EOS用の大光量のストロボも使える。

 また、マウントアダプターが付属しているため、キヤノンの一眼レフ用のEF、EF-Sのレンズがオートフォーカスを含めて動作する。ミラーレス一眼はレンズの数がまだまだ少ないため、手持ちのレンズや、中古市場で豊富にあるレンズを活用できることは非常にありがたい。

 注意すべき点は専用の交換レンズがほとんど存在しないこと。今後レンズラインナップは増えていくと思われるが、基本的にはEF、EF-Sのレンズを使うことになる。そのためにマウントアダプターが付属しているのだ。

 そして、この機種は春にキャッシュバックキャンペーンの対象となっており、キャッシュバックの分を差し引くと現在が最安値というわけではない。それでもお買い得価格であるのは間違いない。

  • 撮像素子:APS-C CMOSセンサー(有効1800万画素)
  • 感度設定:ISO 100~12800(拡張でISO 25600)
  • 連写速度:最大4.3コマ/秒
  • 背面ディスプレー:3型(104万画素)
  • 製品情報

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