6月3日、日立製作所、日立ソリューションズ、日立システムズなど日立グループ3社は、Amazon Web Servicesとの連携を本格的に開始し、両社の製品とサービスを組み合わせたクラウドサービスを順次提供することを発表した。
具体的には、2009年から開始している日立のクラウドソリューション「Harmonious Cloud」のサービスメニューにAWSを追加。また、2013年度中にAWSに専用線で接続する「AWS Direct Connect」に対応する予定となっている。これにより、Harmonious CloudとAWSを高速かつ安定的に連携できるハイブリッドクラウドサービスの提供を開始する。
さらに日立グループとして、AWS上でのSAPアプリケーションの構築・運用ソリューションの提供や、AWS上で提供する日立グループ製品のラインアップの拡充を順次進めていくという。同時に、新たにAWS認定技術者の育成に着手し、2013年度中に日立グループ全体で200名を育成するという。
日立製作所は、昨年日本マイクロソフトとHarmonious CloudとWindows Azureの連携に関して提携を発表している。今回のAWSとの連携強化により、マルチベンダーでのクラウド連携をより強力に推進していくことになる。