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座薬みたいな形の健康ガジェット

ワイヤレスのFitbit OneはJawbone UPより使いやすいのか

2013年06月01日 12時00分更新

文● 四本淑三

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より多機能なFitbit One

 まずウェアラブルなセンサーとしては、こちらの方が高度です。なぜなら加速度センサーに加えて、高度計を内蔵しているから、ゆえに高度。

 なのではなく、階段を上るような重力に抗する動きも、平面の移動よりカロリーを消費する運動としてチェックできるわけです。だから、より精密に活動量を測定できる。ところで、Jawbone UPもFitbit Oneも、加速度センサーとバイブレーターを内蔵したウェアラブルなセンサーということでは同じですが、以下のような差があります。

Jawbone UPとFitbit Oneの違い
製品名 Jawbone UP Fitbit One
ディスプレイ ×
高度計 ×
同期手段 有線のみ 無線のみ
同期する機器 iOS、Android Windows、MacOS X、iOS、Android
(ただし一部機種のみ。Fitbit Oneに対応している機種はサイトを参照のこと

 単純にスペックを比較するとFitbit Oneの勝ちのように見えます。まずモバイル機器だけでなく、PCとも同期するのが便利そう。

 そしてデザインコンセプトも大幅に違います。リストバンドだったUPに対して、何と申しましょうか、Oneは座薬のような形をしております。非常に小さく、形もまた、子供が飲み込んでしまわないかというくらいの角の取れっぷり。

 ディスプレーは2000年代のMP3プレイヤーを彷彿とさせますが、あの時代のそれよりずっと小さい。ここに表示されるのは「現在時刻」、「(めざまし役の)バイブレーターが動作する日時」、「歩数」、「上った階数」、「移動距離」、それらから推計される「消費カロリー」そして……。

 ……「お花」です。このお花は、直近の運動レベルに応じて、茎の部分が伸びたり縮んだりする「アクティブスコア」と呼ばれるものです。それにしても、なぜお花なのでしょうか。

「アクティブスコア」なるものを示すお花。これはあまり活動していない感じのお花です

本体の大きさはこれくらい。長さ48mm、幅19.3mm、厚さ9.65 mm、重さ8g

 これらの表示は、本体に1個しかないボタンを押すことで循環的に切り替わります。また、このボタンを長押しすることでストップウォッチ表示になり、睡眠状態を記録するモードになります。本体は防滴型ですが、完全防水ではないので、お風呂に連れて行かないようにしましょう。

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