より多機能なFitbit One
まずウェアラブルなセンサーとしては、こちらの方が高度です。なぜなら加速度センサーに加えて、高度計を内蔵しているから、ゆえに高度。
なのではなく、階段を上るような重力に抗する動きも、平面の移動よりカロリーを消費する運動としてチェックできるわけです。だから、より精密に活動量を測定できる。ところで、Jawbone UPもFitbit Oneも、加速度センサーとバイブレーターを内蔵したウェアラブルなセンサーということでは同じですが、以下のような差があります。
Jawbone UPとFitbit Oneの違い | ||
---|---|---|
製品名 | Jawbone UP | Fitbit One |
ディスプレイ | × | ◯ |
高度計 | × | ◯ |
同期手段 | 有線のみ | 無線のみ |
同期する機器 | iOS、Android | Windows、MacOS X、iOS、Android (ただし一部機種のみ。Fitbit Oneに対応している機種はサイトを参照のこと) |
単純にスペックを比較するとFitbit Oneの勝ちのように見えます。まずモバイル機器だけでなく、PCとも同期するのが便利そう。
そしてデザインコンセプトも大幅に違います。リストバンドだったUPに対して、何と申しましょうか、Oneは座薬のような形をしております。非常に小さく、形もまた、子供が飲み込んでしまわないかというくらいの角の取れっぷり。
ディスプレーは2000年代のMP3プレイヤーを彷彿とさせますが、あの時代のそれよりずっと小さい。ここに表示されるのは「現在時刻」、「(めざまし役の)バイブレーターが動作する日時」、「歩数」、「上った階数」、「移動距離」、それらから推計される「消費カロリー」そして……。
……「お花」です。このお花は、直近の運動レベルに応じて、茎の部分が伸びたり縮んだりする「アクティブスコア」と呼ばれるものです。それにしても、なぜお花なのでしょうか。
これらの表示は、本体に1個しかないボタンを押すことで循環的に切り替わります。また、このボタンを長押しすることでストップウォッチ表示になり、睡眠状態を記録するモードになります。本体は防滴型ですが、完全防水ではないので、お風呂に連れて行かないようにしましょう。