猫好きというのはたいてい、街をふらふらと散歩してて、ふと猫を見つけるとうれしくなるのである。それだけで今日は運がいいとか、いいことがありそうとか思ったりするのである。たぶん。
逆に、猫が確実にいると思われる通りを歩いているのに1匹も見かけないとなんだか残念な気分になる。猫がいそうな通りとか街ってなんとなくわかるじゃないですか。
新興住宅地よりは古くからある街の方がいそうだし、幹線道路沿いにはまずいそうにないけど、1本奥にはいった旧道ならいそうだし。
でも猫がわざわざそういう人の前に顔を出して「にゃあ」と教えてくれるわけがないのであって、特に昼間はだいたい隠れているのである。猫の隠れ場所なんていくらでもあるから。
その1つが車の下。車の影。特に夏前後の暑い季節は、「車の影」が涼しくていいらしいのだ。日陰だし風はよく通りそうだし、なおかつ人間から死角になってるからね。
車の端っこの方にいてくれると、ちょっと気をつけて歩いてるだけで気づくもの。
これなんか夏の暑い日に田舎町をふらふらと散歩してて偶然見つけた猫。いい感じに、道路から見えるところにいてくれたのだ。「あ、みつかっちゃった」という顔がいい。
こちらの猫は思い切り日差しを浴びてるけど、それは冬だったから。屋根があって日差しがあって人に見つかりにくいところって感じで、たぶんギリギリのとこで寝てたんだと思う。
警戒心が強い猫はなるべく見つからない場所として車の下を使う。普段は動かしてないっぽいトラックの下で偶然見つけた。このときは、駐車場にほかの猫がいるのを見つけて、そっと近づいていったら、こっちのトラックの下にもいた、という感じ。
猫を脅かさないよう、近づきすぎない距離でそっと撮ってみた。うまいこと隠れるもんである。
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