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電動アシストイッキ乗り! 街乗りに最適なモデルを探せ! 第2回

パナとAERO LIFEの電動アシスト自転車の実力を試した!

2013年05月28日 12時00分更新

文● じてんしゃ操太郎

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今回乗り倒した電動アシスト自転車は2台!

 電動アシスト自転車イッキ乗りシティーサイクル編の2回目は、AERO LIFE「aby+L」、パナソニックサイクルテック「ビビ・DX」の2車種の走行レポートです。前回レポートしたブリヂストンサイクル「アシスタDX Special」と同じコースを走ります。「アシスタDX Special」は終始安定した走りででバッテリーがなくなるまで37.58 km走りましたが(関連記事) 、バッテリーがなくなっても、急な上り坂でなければ、問題なく乗ることができました。今回の2台はどうでしょうか。

ベンチマーク条件

  • バッテリーは各車種標準のものをフル充電した状態でスタート
  • 走行モードは、各車種ともに、一番アシストが強いものに統一
  • ほぼ同じコースを走る
  • 走行の時間帯は日中で、ライトは点灯しない
  • なるべく同じような力の入れ具合になるよう、変速ギアも使用
  • 乗員(筆者)の身長170cm、体重72kg
  • 7kg程度の荷物をカゴに載せて走る
  • 計測は、iPhoneアプリ「Cyclemeter」で行なう

内蔵のコンピューターがアシストを制御!
AERO LIFE「aby+L」

 AERO LIFE「aby+L」のモーターは、「アシスタDX Special」のように、クランク部にモーターがあるタイプとは異なり、リアハブにモーターを内蔵した後輪駆動方式。バッテリーは他の車種と同様にシートチューブの後部にレイアウトされ、チェーンステーに沿って付けられたワイヤーによってモーターに電力を伝えます。

 この「aby+L」のモーターは、内蔵のコンピューターによってアシストと充電を制御できるのが特徴。さらにアシストをオンにしていても、坂道や減速時に発電して充電する仕組みを備えています。昨年のレポートでは、AERO LIFEの20インチ小径タイプ「angee+L」に乗りました(関連記事)。「angee+L」のバッテリー容量5.0Ahに対し、今回の「aby+L」は6.6Ah。カタログでは32km(パワーモード)走ると記載されています。

今回も、お米5kg、2リットルのペットボトル、そしてフランスパンを前カゴに押せて走ります。ほかの車種とは違い、リアキャリアもなく、スタンドもサイドスタンドなので、カジュアルな印象です

ひとまわり大きなリアハブに回生充電式のモーターを備えています

フロントハブもモーターがついていると思いきや、ライト用のハブダイナモです。ライトはまわりの明るさによって自動点灯するタイプで、LEDランプのせいか、ハブダイナモの負荷はまるで感じません

ギアは外装6段。「アシスタDX Special」のように、状況に応じたアシスト制御がないかわりに、ギアをうまくつかえば楽に走れます

前カゴに荷物の載せているときなど、その重さで前輪が左右に倒れないよう、手動でロックできる機能があります。今回は前カゴに7kg以上の荷物を載せていたので、ロックが外れてしまうことがありました

コントローラーは、3つの並んだLEDでバッテリー残量を示し、モードきりかえや電源ボタンなどがあるだけのシンプルな構成

 というわけで、東京ドームをスタート。アシスト力は強く、後輪駆動だけに後ろから押されているような感覚です。ギアは6段中の「4」を基本ポジションとしました。東京ドーム北の春日通りにある富坂は、ギア「4」で座ったまま難なく上ります。そこから折り返して秋葉方面に向かう際、富坂を下ります。やってきました回生充電タイム! 車やバイクでエンジンブレーキをかけたかのように、ゆっくり坂を下ります。下り坂の爽快感はありませんが、コントローラーのLEDが充電中であることを示す点滅をはじめると「充電ガンバレ!」と応援したくなります。

 その後、秋葉から神田明神まではギア「4」のまますいすい進みます。水道橋の忠弥坂は勾配が少々キツいため、ギアを「2」まで軽くして上る。忠弥坂の折り返しは回生充電タイム! そして、九段下の中坂と九段坂、紀尾井坂はギア「3」で上がりました。

12km走った赤坂見附付近でもまだLEDは3つ点灯していました。このぶんなら40kmは行ける?

かと思った矢先、246を青山方面に上がった赤坂警察署前でLED2つに

246からTBS方面に向かう途中の薬研坂、そして三分坂を下ります

津の守坂でLEDがひとつになってしまいました

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