今回乗り倒した電動アシスト自転車は2台!
電動アシスト自転車イッキ乗りシティーサイクル編の2回目は、AERO LIFE「aby+L」、パナソニックサイクルテック「ビビ・DX」の2車種の走行レポートです。前回レポートしたブリヂストンサイクル「アシスタDX Special」と同じコースを走ります。「アシスタDX Special」は終始安定した走りででバッテリーがなくなるまで37.58 km走りましたが(関連記事) 、バッテリーがなくなっても、急な上り坂でなければ、問題なく乗ることができました。今回の2台はどうでしょうか。
ベンチマーク条件
- バッテリーは各車種標準のものをフル充電した状態でスタート
- 走行モードは、各車種ともに、一番アシストが強いものに統一
- ほぼ同じコースを走る
- 走行の時間帯は日中で、ライトは点灯しない
- なるべく同じような力の入れ具合になるよう、変速ギアも使用
- 乗員(筆者)の身長170cm、体重72kg
- 7kg程度の荷物をカゴに載せて走る
- 計測は、iPhoneアプリ「Cyclemeter」で行なう
内蔵のコンピューターがアシストを制御!
AERO LIFE「aby+L」
AERO LIFE「aby+L」のモーターは、「アシスタDX Special」のように、クランク部にモーターがあるタイプとは異なり、リアハブにモーターを内蔵した後輪駆動方式。バッテリーは他の車種と同様にシートチューブの後部にレイアウトされ、チェーンステーに沿って付けられたワイヤーによってモーターに電力を伝えます。
この「aby+L」のモーターは、内蔵のコンピューターによってアシストと充電を制御できるのが特徴。さらにアシストをオンにしていても、坂道や減速時に発電して充電する仕組みを備えています。昨年のレポートでは、AERO LIFEの20インチ小径タイプ「angee+L」に乗りました(関連記事)。「angee+L」のバッテリー容量5.0Ahに対し、今回の「aby+L」は6.6Ah。カタログでは32km(パワーモード)走ると記載されています。
というわけで、東京ドームをスタート。アシスト力は強く、後輪駆動だけに後ろから押されているような感覚です。ギアは6段中の「4」を基本ポジションとしました。東京ドーム北の春日通りにある富坂は、ギア「4」で座ったまま難なく上ります。そこから折り返して秋葉方面に向かう際、富坂を下ります。やってきました回生充電タイム! 車やバイクでエンジンブレーキをかけたかのように、ゆっくり坂を下ります。下り坂の爽快感はありませんが、コントローラーのLEDが充電中であることを示す点滅をはじめると「充電ガンバレ!」と応援したくなります。
その後、秋葉から神田明神まではギア「4」のまますいすい進みます。水道橋の忠弥坂は勾配が少々キツいため、ギアを「2」まで軽くして上る。忠弥坂の折り返しは回生充電タイム! そして、九段下の中坂と九段坂、紀尾井坂はギア「3」で上がりました。
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