最高フレームレートでの伸びが目立つ
「バイオショック インフィニット」
次は、最新タイトルである「バイオショック インフィニット」だ。今回はゲームをインストールするとテストが可能なベンチマーク用実行ファイルを使った。解像度はフルHD(1920×1080ドット)で、画質設定は最高品質である「UltraDX11_DDOF」と「High」の2種としている。
画質設定に関わらず、GTX780では平均フレームレートが20%ほどアップとなっている。実ゲームの最新タイトルでもこの程度の性能向上率を出せるということは、基本性能の高さが期待できる。
なお、最低フレームレートが非常に低いのだが、これは本タイトルがRADEONシリーズをベースに開発されたことから、NVIDIAがドライバーを最適化中である(=今後の性能の伸びしろがある)タイトルであるためという。その傾向が伺えるのが最高フレームレートの差で、最高品質では23%、High設定では34%ほどの性能向上となっている。
GTX780の威力が垣間見られる
「トゥームレイダー」
続いては、こちらも最新タイトルである新「トゥームレイダー」だ。このタイトルもゲームのメニューにベンチマークモードがあるので、これを使って性能測定をした。解像度はフルHDで、画質設定は最高の「ULTIMATE」と、「HIGH」の2段階だ。
結果は非常に優秀だ。とくにULTIMATE設定では、平均フレームレートではなんと37%もの向上となっており、3DMark以上となった。最高フレームレートでも35%、最低フレームレートではなんと50%向上する上、GTX780で初めてプレイ基準となる60fps超えになるなど、非常に大きな性能差となっている。
ここまで綺麗に性能差が出るのは、おそらくこのゲームの描画エンジンとGTX780との相性の良さと思われる。登場人物の髪の毛を繊細に描く描画技術として話題となった「TRESSFX Technology」はULTIMATE設定でのみ有効となるが、HIGH設定での平均フレームレートが27%増しとそこまで伸び率がない点を考慮すると、こうした描画負荷の重さがGTX780との相性の良さに繋がっていると推察できそうだ。
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