ビデオカード本体をチェック
外観もTITAN譲り?
テスト環境
性能検証の前に、まずはテスト環境を説明しよう。今回の比較対象は、GeForce GTX680のリファレンスカードとなる。TITANが準備できなかったのが残念なところだ。なお、GPUドライバーは、GTX780は評価カードに付属したGeForce Driver 320.18を使用。GTX680は、320.18が使えなかったため、現在最新の正式版(WHQLドライバー)である314.22を使用した。
テスト環境 | |
---|---|
CPU | Intel「Core i5-3570K」(3.4GHz) |
マザーボード | ASUSTeK「P8Z77-V PRO」(Intel Z77 Express) |
メモリー | Silicon Power 「SP008GBLTU133V21」(DDR3-1333 4GB×2) |
ビデオカード | GeForce GTX 780 リファレンスカード GeForce GTX 680 リファレンスカード |
SSD | Kingston HyperX 「SH100S3/120G」(120GB) |
電源ユニット | ENERMAX「EPG600AWT」(600W、80 PLUS GOLD) |
OS | Windows 8 Professional(64bit) |
グラフィックドライバー | GeForce 320.18 Driver(GeForce GTX 780) GeForce 314.22 Driver(GeForce GTX 680) |
「3DMark」では
あまりにも“想定通り”の性能に!?
まずは新「3DMark」の結果から見ていこう。今回は高性能GPU用の「Fire Strike」と「Fire Strike Extreme」に絞ってテストした。
GTX780はGTX680に対して約32%アップ、Extermeでは約38%アップのスコアを出している。NVIDIA公式の指標にピッタリ合致するので、思わず笑ってしまったほどだ。もともと3DMarkはGPUの性能指標のターゲットとされるため、新GPUでスコアの伸びが出やすいタイトルではあるのだが、それをさし引いてもGTX680に対してこれだけ有意な差を付けているのは立派なものと思える。
「3DMark 11」Preformanceでは
貫禄の1万超えに
続いて、「3DMark 11」の結果を見よう。今回はPerformanceとExtremeの2つの設定で比較した。
目立つのは、GTX780のPerformance設定が1万超えの大台に乗っている点だろう。ただし性能向上率自体は、GTX680に対して約19%アップとあまり大きくはない。対してより条件の厳しいExtremeではGTX680の約33%アップと、新3DMarkに近い性能向上率を見せているのが目立つ。やはり高性能GPUらしく、描画負荷が重いほど実力を発揮する傾向にあるようだ。
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