Bluetoothで無線音楽再生&10色カラーが選べる、デジタル時代のコンポ
ニコ動発ボカロ・アーティストDECO*27がヤマハ「MCR-B142」を体験
2013年06月03日 11時00分更新
子供の頃から音楽が生活にあふれていたDECO*27さん
音楽体験は、思い出と密接に関わっているもの。特に十代中盤から二十台前半にかけては人生と音楽が一番近くなる時期で、今、三十代の人なら1990年代、四十代なら1980年代に音楽漬けの日常を送っていたという人も多いだろう。
その2010年代に生きる若者に大きく影響を与えているアーティストが、DECO*27さんだ。2008年からニコニコ動画に投稿を開始し、「愛言葉」や「二息歩行」などの恋愛の曲でリスナーの心をつかんで絶大な支持を集める。その勢いに注目が集まって、2010年にはメジャーレーベルから2枚のアルバムをリリース。この年に生まれた「モザイクロール」、「弱虫モンブラン」、「愛迷エレジー」という3曲は、ニコニコ動画での合計再生数は1000万を超えた。2011年には、柴咲コウ、TeddyLoidと3人でユニット「galaxias!」を結成して武道館でのライブも成功させた。2012年は、全曲生ボーカルのアルバム「ラブカレンダー」を制作。ネットで才能を発露し、今なお最先端を突っ走っている人物なのだ。
DECO*27さんも、十代は音楽漬けの生活だった。九州にある実家では、父の弾くギターやアップライトピアノの音に囲まれているのが日常だったという。中学生になってからは親がコンポを買ったお下がりのCDラジカセをもらって、CDを聴いたり、ラジオで流れた好きな曲をカセットテープに録音して楽しんでいた。
「でもラジカセって、実は音が悪かったんです。あるとき親のコンポのところまで同じCDを持っていって聴いてみたら、『あ、こっちの方がいい音が鳴る』ってびっくりしました。『こんな音で作っていたのか』と思うくらい、コンポでは聴こえなかった音が出てきた。今までのCDも持ってきて、ギターだけ聴いてみたりとかしましたね。だから高校のときにお小遣いをためて、自分のコンポを買ったんです(笑)」(DECO*27さん)