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ドコモの「ツートップ宣言」で携帯メーカーの淘汰が始まる

2013年05月16日 07時00分更新

宮原 淳/アスキークラウド編集部

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 この夏、携帯メーカーの一大淘汰が始まるかもしれない。NTTドコモは15日の新製品発表会にて、ソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia A SO-04E」と、サムスン電子の「GALAXY S4 SC-04E」を「ドコモのツートップ」として、特別価格で提供することを明らかにした。

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NTTドコモ夏モデル発表会に登壇した加藤社長

 例えば、「月々サポート」を利用して新規(追加)契約した場合、Xperia Aでは7万3080円、GALAXY S4では6万8040円の割引が受けられるのに対して、同時に発表されたシャープの「AUOS PHONE ZETA SH-06E」では3万2760円の割引にとどまる。iPhoneで加入者を増やし続けるソフトバンクモバイルやau(KDDI)への大胆な対応策と言えるが、もともとXperiaとGALAXYは人気の高いシリーズ。購入価格でも大幅な優遇が受けられるためツートップの人気が加速する一方で、それ以外の機種の苦戦は必至だ。

 昨年の国内スマートフォン出荷台数は2848万台(IDC Japan調べ)。そのうちアップルのiPhoneが約950万台、またiPhoneを取り扱っていないNTTドコモが1330万台を占めており、auとソフトバンクモバイルのiPhone以外の販売はわずか518万台だ。今回のトップから漏れた各社がNTTドコモでの販売に期待できない場合、この518万台を取り合うことになる。ちなみに富士通の昨年の携帯電話出荷台数は620万台なので、まさにわずかなパイを奪い合うかたちだ。

 この「ツートップ発言」について各社にコメントを求めたところ、「特に申し上げることはない」という回答が続いた。しかしあるメーカーの広報担当者は公式回答ではないとしたうえで、「正直残念」「発表会ではソニーモバイルコミュニケーションズとサムスン電子以外のメーカー間でも展示の方法に差が見られた。今後ツートップ以外でも販売サポートに差が付けられるのではないか」と警戒する。

 NTTドコモが仕掛けた夏モデルでの大勝負。だが、その陰で国内のケータイを支え続けてきたメーカーがピンチに陥ることは確実だ。

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