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OpenFlow/SDNの波が来た 第24回

米Anuta Networksと販売代理店契約を締結

ネットワールド、既存の機器が使えるSDN管理ソフトウェア

2013年05月14日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 5月13日、ネットワールドは米Anuta Networksと販売代理店契約を締結。既存の機器をそのまま使って、ソフトウェアでネットワーク構成や制御を柔軟に行なえるSDN(Software-Defined Network)を実現するクラウド(IaaS)事業者向け管理ソフトウェア「Anuta nCloudX」の販売を開始する。

 Anuta nCloudXでは、グラフィカルな画面でネットワークサービスを設計でき、テナントのユーザーにわかりやすいアイコンを利用したサービスカタログとして提供する。テナントユーザーが、サービスカタログから特定のサービスメニューを選択すると、それを提供するための各種ネットワーク機器の設定をAnuta nCloudXが自動的に実行する。

4つのエンジンとSDNコントローラで構成される

 また、従来通りのコマンド(CLI/API)を用い、レイヤー2やレイヤー3のルータやスイッチだけでなく、レイヤー4からレイヤー7までの負荷分散機器やファイアウォールなどを含む幅広いマルチベンダーの機器に対して、指定されたネットワークサービス向けのプロビジョニングが行なえる。

 対応製品はシスコシステムズ、F5ネットワークス、シトリックス・システムズ(NetScaler)、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズなどがあり、今後ジュニパーネットワークス、パロアルトネットワークスの製品への対応も予定している。また、VMwareの仮想スイッチや仮想アプライアンス(Cisco VSG、Cisco ASA 1000V、Cisco CSR1000V、Cisco Nexus 1000V、Citrix NetScaler VPX、F5 BIG-IP、Riverbed Stingray ADCなど)にも対応している。さらにNicira(VMware)やOpenStack/Quantum、ならびにBig Switch NetworksなどのSDNコントローラーに対する制御機能も搭載するという。

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