このページの本文へ

大ヒットヘッドフォンが大幅拡充!? beyerdynamic新製品発表会

2013年05月12日 12時00分更新

文● ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 ティアックは「春のヘッドフォン祭 2013」で、beyerdynamicの新製品発表会を開催した。

 同社は昨年「Custom One Pro」という、密閉型から開放型へ4段階の変更が可能なヘッドフォンをリリースしたが、半年で1万2000台を売り上げたヒット商品となっている。この製品のフラッグシップモデルとして「Custom One Tesla」を2014年春にリリースするという。

「Custom One Tesla」で採用される次世代Teslaドライバー

「Custom One Tesla」で採用される次世代Teslaドライバー

 Custom One Teslaは同社独自の「Teslaドライバー」の次世代品を搭載。30%軽量化しながら「T90」などのドライバーと同等の出力を実現する。

 現段階ではこのTeslaドライバーを採用すること以外、あまりスペックなどは決まっておらず、仕様や外観についてはクラウドを利用してこの夏からユーザーからの提案を募るとのことだ。

「Custom One Studio」

「Custom One Studio」

 また、スタジオ用プロ向けヘッドフォンとして「Custom One Studio」を今年年末に投入。Custom One Proは16Ωドライバーなのに対し、Custom One Studioでは250Ωのドライバーユニットを採用。イヤーパッドにはベロア素材を使用する。

「Custom One Pro White」

「Custom One Pro White」。価格は従来のCustom One Proと同程度とのこと

「Custom One Headset Gear」を装着したCustom One Pro

「Custom One Headset Gear」を装着したCustom One Pro

マイク部分は取り外しができ、PCに接続できるとのこと

マイク部分は取り外しができ、PCに接続できるとのこと

 このほか、日本ユーザー向けの特別デザイン仕様の「Custom One Pro-Japan Special Edition」を9月に発売予定。さらに、Custom One Proのホワイトバージョンとなる「Custom One Pro White」や、Custom Oneシリーズをヘッドセットとして使用できる「Custom One Headset Gear」などのリリースも決定している。

「T51p」

「T51p」

 Custom Oneシリーズ以外にも新製品を投入する。Teslaドライバー採用のポータブルヘッドフォン「T50p」の後継機となる「T51p」を今秋発売予定。新開発のドライバーとイヤーパッドを採用し、価格はT50pと同等(実売2万円前後)とのことだ。

前面に2つのヘッドフォン端子を用意する「A20」

前面に2つのヘッドフォン端子を用意する「A20」

背面にはアナログ音声入出力を搭載する

背面にはアナログ音声入出力を搭載する

 また、ヘッドフォンアンプ「A1」の低価格モデルとなる「A20」も今秋発売予定。A1は現在8万円前後で販売されているが、A20は3~4万円程度の価格になる見込みだ。

beyerdynamic CEOのWolfgang Luckhardt氏

beyerdynamic CEOのWolfgang Luckhardt氏

 発表会にはbeyerdynamicのCEOであるWolfgang Luckhardt氏も駆けつけ会場を沸かせた。創業から89年という歴史を持つ同社について「開拓精神を89年間持ち続けている」とし、「最も重要なのはいまだにドイツでハンドメイドを続けていること」だと語った。

カテゴリートップへ

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中