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Kindleの発売はいつ? アマゾンが中国でアプリストア開設

2013年05月10日 16時00分更新

文● 大木信景(HEW)/アスキークラウド

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 いよいよ中国市場に本腰か。アマゾンが独自のアプリストアである「Amazon Appstore for Android」の中国版をローンチした。ウォールストリート・ジャーナルやロイターなど複数の海外メディアが報じている。

 ここ数年、中国のeコマースマーケットを開拓してきたアマゾンだが、中国国内で強いアリババグループなどの競合他社のようなシェアを得るには至らず、苦戦を強いられてきた。一方、中国国内でのAndroidのシェアは昨年末の時点で80%といわれている。アマゾンとしても、世界最大のスマートフォン市場となった同国に対し、継続して力を注ぐ必要があるのだ。

 事実、アマゾンはここ数か月の間に、中国で電子書籍ストアをオープンし、Kindle端末の発売こそないものの電子書籍ビューワーを公開している。先月にはウォールストリート・ジャーナルによると、この「Amazon Appstore for Android」中国版により、アマゾンは中国で有料のAndroidアプリを提供する最初のアメリカ企業になるという。
 
 昨年、中国で電子書籍ストアを公開した際にも、Kindleシリーズの発売間近と噂された。すでに電子書籍リーダー4モデルが中国当局の通信機器審査をパスし認可が下りている。今回のアプリストアオープンは、中国でのKindle発売が秒読み段階にあることを裏付けるものといって間違いないだろう。

amzon china

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「Amazonは今や単なる「便利なオンライン書店」ではない。1995年に創業したベンチャー企業は小売業の枠を超え、物流サービス、クラウドサービスも提供する売上高5兆円以上の巨大企業ら成長。「価格破壊」を武器にオンラインからオフラインまで業界を問わず成長しつつある。アマゾンはなぜ急成長できたのか? 迎え撃つ日本企業の動向にも迫った。

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