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「dynabook R822」集中レビュー ― 第2回

変形型Ultrabookは公衆無線LANサービスとの相性もばっちり

外出時こそ活きるコンバーチブルPC東芝「R822」の利便性

2013年05月08日 18時30分更新

文● 芹澤正芳

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 前回は「dynabook R822」の変形機構について説明したが、今回はそれが活きる場面について紹介していきたい。筆者は仕事の性質上、打ち合わせや取材の合間などにカフェや駅の構内や駅前のベンチなどでノートPCを開くことが多い。ちょっとした時間にも原稿を書き進めておくためだ。いまや、カフェやベンチでノートPCを開いて仕事をする人も多いので、ライター業だけではなく、一般的な使い方といえるだろう。

 ベンチでの利用という点では、資料のチェック程度であれば電源ボタンを押して数秒で起動するスピーディーな仕組みも相まって、タブレット型のままの利用が便利。そして入力が必要なときはノートPC型に変形させるワケだが、液晶の角度が自由に変えられることもあってヒザの上でも安定する重心に調整しやすいのが魅力だ。

液晶の角度を調整できるので、ヒザの上でも安定しやすい
液晶がグレア(光沢)なので外での利用では映り込みがより気になるかもしれない

 そしてコンバーチブル型が活きるのは、狭い場所での使用だ。筆者がよく行くお店では、1人用の席にコンセントと注文した飲み物や食べ物を置くための台がテーブルの上に備わっており、非常に便利。しかし、帯電話やスマートフォンを充電しながら使用するのを前提にしているようで、その台が非常に低い位置にある。「dynabook R822」では、ノートPC型にして置くことは何とかできるが、画面の上部が台によって隠れてしまいとても実用的ではない。そういうときは割り切ってタブレット型&ソフトウェアキーボードでデータのチェックや最低限の編集だけするといった使い方ができる。場面によって柔軟にスタイルを変更できるのは、「dynabook R822」の大きな強みだろう。12.5型の液晶サイズがあれば、ソフトウェアキーボードでも快適とはいえないが、長文ではなければ十分に文字入力にも対応できる。

テーブル上の台によってノートPC型では液晶の上部が隠れてしまう
そういう場合はタブレット型とソフトウェアキーボードが活躍する
カウンター席でもテーブルが広ければラクラクとノートPC型で作業できる

公衆無線LANサービスでさらに使いやすく

 モバイルノートPCとしては、やや重めの1.49kgという本体重量を除けばタブレット型、ノートPC型のどちらでも使いやすい「dynabook R822」は、コンバーチブル型のPCとして高い完成度を持っている。しかし、外出時での利用で少々不便に感じるのが、通信環境だ。ワイヤレス機能は、IEEE802.11b/g/nとBluetooth 4.0となっている。

 テザリングが可能なスマートフォンやモバイルルーターを持っている人ならば、すぐに通信環境の問題は解決するが、そうではない人も多いだろう。仕事柄スマートフォンやタブレットは何台か所有しているが、筆者は基本的には自宅や仕事場にいることが圧倒的に多いためいずれもパケット定額には加入していない。遠距離の取材や実家への帰省など、数日にまたがる移動ではWiMAXの1Day(24時間)契約で済ませることがほとんどだ。WiMAXは利用エリアが狭いような印象もあるが、2012年度末の時点で人口カバー率は実に約94%。地方でもかなりつながるようになっている。それだけに、「dynabook R822」にWiMAXが内蔵されていないのは非常に惜しい。オプションで追加できればと思うところだ。

 では、外出時での通信を低価格で済ませるにはどうすればよいのか。筆者が愛用しているのが公衆無線LANサービスの「Wi2 300」だ。月額わずか380円で全国の公衆無線LANを利用できる。このサービスでは、Wi2 300のステッカーが貼られている飲食店や施設をはじめ、ソフトバンクテレコムが提供しているBBモバイルポイント、UQコミュニケーションズが提供しているUQ Wi-Fiのアクセスポイントも利用できるのが大きな強み。駅の構内でもつながる場所が多く、多くのマクドナルドやスターバックスコーヒーの店舗にも導入されており、外出時のメールや原稿チェックに困ることはほとんどない。Windows用の接続ツールも用意されており、IDとパスワードさえ設定しておけば、エリアに入れば自動的につながるのも便利だ。

月額380円で公衆無線LANサービスが利用できる「Wi2 300」
Windows用の自動接続ツール「Wi2 Connect」。無料でダウンロードできる

 このほかPCだけではなく、スマートフォンやタブレット、PSPや3DSといったゲーム機まで無線LANが搭載されている端末であれば接続できるのもポイント。最近では、電車内やリムジン・高速バス内など移動中でも利用できる場所が増えており、利便性は日に日に高まっている。R822のようにおもな接続手段が無線LANというPCに最適ではないだろうか。

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