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ASCII.jp Audio&Visualリニューアル特別インタビュー

聴く人の環境に合わせた音作りにこだわりたい、BoAに聞く (1/2)

2013年06月21日 11時00分更新

文● 荒井敏郎

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アーチストプロフィール - BoA

1986年11月5日生まれ、韓国のソウル出身。2000年に韓国でデビューしたのち、2001年に「ID:Peace B」で日本デビュー。日本で発売した1~5枚目のアルバムはすべてオリコンチャート1位を記録する。ポップからバラードまで歌い上げる歌唱力とダンスパフォーマンスで、韓国、日本、米国と幅広く活躍中だ。

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──Macで音楽を制作されているそうですが、アプリは何を使っているのでしょうか?

 「Logic Pro」です。楽曲の大枠(ガイド)を作っています。ループやサウンドなど、アプリに元から入っている素材が豊富で、それをいろいろ組み合わせたり、ドラムやキーボードを自分で直接打ち込んだりもしています。もともとアプリのインターフェースや操作性がすごく気に入ったんです。

 「Pro Tools」も使ってみたのですが、大雑把に作業するにはインターフェースや設定が細かいというか、できることが多すぎてしまうんですよね。Logic Proが出てきたとき、いろんなアーティストさんから使ってみた感想を聞いたんです。すると多くの方から、自分の考えをいちばん早くかたちにできるという答えが返ってきました。それで使ってみたところ、私にはしっくりきたんです。


──どのような環境で曲作りをしているのですか?

 ちょっと時間ができたときにMac Proを手に入れて、それでいまは音楽を作っています。「Apogee Duet」をつないで録音することもありますね。

 少し前だと、曲作りをしようと思ったらラックやサウンドカードが必要だったのですが、いまはMacが1台とLogic Proなどのアプリと打ち込み用の小さなキーボードがあればできてしまいます。それに、そういう本格的なものを用意しなくても、「GarageBand」があれば簡単に曲が作れますし、iPadでも作れますよね。

 すごい時代になったと思います。

 ただ、iPadでGarageBandを使ってみましたが、慣れているLogicのほうが曲作りは楽でしたね(笑)。iPadにはKORGのキーボードをつないで音を取り込めるアプリもあったりして、音楽制作の新たな可能性は感じています。

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