システムインストール以降に落ちまくり
DSP版「Windows 8 Pro」のインストールに1回失敗し、メモリー大丈夫かな~と思っていたところ、落ちまくる現象が続いた。Windows 8 Proのシビアな割り込みチェックによる“DPC_WATCHDOG_VIOLATION”かとコマンドプロンプトからタイミングの書き換えを実行(Windows Updateを最新にするとこれをする必要はない)。
しかし、以降も急に電源ごと落ちるため、イベントビューワーを見たところ、メモリーエラーの訂正ログが連発していた。これはメモリーにハズレありの可能性を疑うのだが……BUYMORE秋葉原本店にて購入時点で動作チェック済みのものなので、その可能性は低い。
となると、やることはメモリースロットとメモリーを1本ずつチェックの作業だ。メモリースロットは1本の場合、セットする場所が決まっているため、まずはメモリー1本からスタート。まずは普通に起動させてから、Prime95とFurMark、CrystalDiskMarkを走らせつつ、イベントビューワーに対してF5アタック。およそI/Oが最高負荷の状態になるため、短時間で不具合を洗い出しやすい。
1本、2本、4本ではメモリー訂正エラーは発生せず、6本目に入ったところでメモリー訂正エラーが発生。そのメモリーがハズレ? とmemtestを走らせたところ、途中でmemtestが停止した。この場合は、メモリーよりもBIOSの設定かメモリースロットの物理的な問題である可能性が高い。とりあえず、BIOSメニューとにらめっこ開始。
気になったのは、Channel InterleavingとRank Interleavingの2つ。デフォルトではAutoなのだが、「このAutoが悪さしてるんじゃない?」と変更開始。この2つの項目はコンシューマー向けマザーボードにもあり、Channel Interleavingを2wayにすると、いわゆるデュアルチャンネルになる。
今回のマザーボードだと、1way、2way、3way、4way。選択したのは、1way。次にRank Interleaving。これはメモリー単体側のことで、メモリーのスペックに見かける「Rank2」などで「Rank2」ならば「2Way」ということになる。今回購入したメモリーはRank2なので、2Wayに設定。それが正解だったようで、以降はメモリーエラー訂正ログは出現せず。Channel Interleavingを2Wayや4Wayにする場合は、もっと質のいいメモリーがいるのだろうか……。
4way SLIしたいよね!
当初はGPUサーバーとして考えていたため、SLIは視野になかったが、ベンチマークを実行する必要だよねと、SLIブリッジケーブルを求めて秋葉原へ。
※編注:4Way SLIのチャンスは滅多にないので、このベンチマークは編集部命令です。またPCパーツを買いに行く時は、買い忘れを防ぐために必要なパーツを紙に書き出しておきましょう。
筆者の記憶だと、SLIブリッジケーブルは単品でも販売されているはずだったが、ショップ店員さん曰く、本来はマザーボードやGPUに付属するもので、最近は単品で入荷しないとのこと。
パソコンショップ アークにならあるかと思ったが、行ってみたらすでに閉店時間になっていた。そのため、緊急回避手段としてTSUKUMO DOS/V館でSLIブリッジケーブル(2Way、3Way、4Way)が付属したGIGABYTE製マザー「GA-X79-UD3」(中古で約5000円)と、つくもたんクリアファイルをゲット。
ともあれ、SLIブリッジケーブルが単品で販売されていたら、積極的に保護しておきたいところだ。なおマザーボードは筆者の保守パーツ行きである。