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カーライフ充実のために! ドライブレコーダー導入のススメ

2013年05月09日 12時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部

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カメラで自分の走行をすべて記録!
インカー動画にも使える!

 肝心のドライブレコーダーとしての機能だが、カメラの画素数は公表されていないものの、30fpsのフレームレートとHD画質もあいまって、かなりイイといえる。動画はカクカクしないので、なめらかに写っているし、前のクルマのナンバープレートも鮮明に見ることができる。32GBのmicroSDカードを使えば、5~6時間分の動画を保存できる。ただし、microSDカードは転送速度がClass10が推奨なので、できるだけClass10のものを使ったほうが記録ミスなどは減るだろう。

スクリーンキャプチャー機能を使えば、動画再生ツールから静止画を記録できる。多少画質が粗いが、それでも前のクルマのナンバープレートはハッキリ見える(なのでボカシ処理をしています)

夜でもかなりハッキリと識別できる

車間距離が離れすぎるとナンバーが見えにくい

 ドライブレコーダーの種類によっては、衝撃を感知後、数分前の映像から記録していくというモノもあるが、これは常に録画されているタイプ。エンジンと連動しており、電源が入ればそこから録画開始。エンジンを切って電気系統がオフになれば録画も終わる。記録された動画は蓄積されていき、古いモノから順番に削除されていく。

 気になった部分は、ミラー内のディスプレーが右側にあること。これは海外製なので仕方ないのかもしれないが、明らかに左ハンドル用に設計されている。現に、左ハンドルの筆者のクルマにはばっちりであった。試しに助手席側から見てみたが、ディスプレーに映る映像がちょっと邪魔に感じられた。ただし、これは慣れていくとさほど気にならなくなるし、ディスプレーをオフにしても録画できるので、ミラーに映し出す必要性を感じない人はディスプレーを消しておいてもいいだろう。

 また、microSDカードが刺さっていないとカメラが動作しないので、録画もできなければ、ディスプレーに前方の画像を映し出すこともできない。必ず使用前にはmicroSDカードを挿入しておこう。気に入った映像はロックをかけることができ、上書きをされたくない映像は、この機能を利用するといいだろう。

 ドライブレコーダー全般に言えることだが、もしものときのための録画以外の使用方法がある。それはインカー映像だ。これはレースなどでよく見かける、クルマの中から撮影した動画、通称・車載動画と呼ばれるもので、YouTubeにもドライブレコーダーを利用して車載動画っぽく編集した作品をよく見かける。サーキットでも、車載カメラ用のステーをつけてビデオを設置して撮影している人もいるが、このミラー一体型のドライブレコーダーならそんな手間も必要なくなる。ただ、サーキットの車載動画は操作しているドライバーも映ってナンボなので、前方が映っているだけの動画は面白くないかもしれないが。

 このように、安全対策だけでなく、カーライフを充実させるためのエンターテイメントとしても利用できるのだ。現状、ハイスペックのものでも1~2万円程度まで値段がこなれてきている今が、ドライブレコーダーの導入時期だと言えよう。

 どのように記録されるのかは、動画を紹介するので参考にしてほしい。昼間の走行ではロードノイズやエンジン音がちゃんと録音されている。夜の動画はBGMをつけて遊べるという一例だ。YouTubeの音楽挿入機能で入れてみた。自作のトランスミュージックをBGMにして、再生速度を2倍とかにすれば、湾岸ミッドナイトごっこのできあがりである。

ドライブレコーダー 昼間の走行

ドライブレコーダー 夜間の走行(BGM付き)

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