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カーライフ充実のために! ドライブレコーダー導入のススメ

2013年05月09日 12時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部

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ドライブレコーダー、付けてる?

 若者のクルマ離れと言われて久しいが、行楽シーズンやお盆、年末年始ともなれば大渋滞するし、F1やSUPER GTにだってお客さんがたくさん見に来ている。都心部は常に渋滞しているし、なんだかんだとクルマは走っているのである。

 だが、クルマがたくさん走っている限り避けられないのが「交通事故」である。事故らないように注意して走るのはドライバーとして当たり前だが、事故られることもある。一般道や高速道路、私道や峠道などなど、クルマが走る場所では事故が発生する可能性があるのだ。

 とはいえ、事故が起きてしまうのは仕方がない。問題はどのように処理をするか、だ。まずは警察を呼んで現場検証してもらい、同時に任意保険や車両保険の保険会社に連絡をして、事故の過失割合を決める。筆者も単独事故を起こしたことがあるが、事故発生時は軽くパニック状態になっており、自分が思っているほど事故当時の記憶はハッキリしていない。過失割合は誰がどのように起こしたかによっても変動するので、事故発生時の状況が証明できればそれに越したことはないのだ。

 前置きが長くなったが、もしものときのためにオススメしたいのが「ドライブレコーダー」である。カメラで前方を録画し(場合によっては後方も)、事故の瞬間を客観的にとらえてくれるため、交通事故の証拠のひとつとしても提出できる(ただし判断の材料になるかどうかは裁判官次第)。そのため、タクシーなどの商用車につけられることが多くなってきており、カー用品店でも売り上げが伸び続けているという。

 ドライブレコーダーは事故そのものを防ぐためのものではなく、装着することで安全意識が高まり、事故らないようにするためのものである。録画しているから事故っても安心というワケではない。動画の解像度やフレームレートが低かったりすると、ナンバープレートやクルマがハッキリ写らないので、証拠として役に立たないこともある。タイムスタンプの正確性も必須だ。

 したがって、スペックの数字は高ければ高いほどいい。フレームレート(1秒間に何コマ処理するか)は30fps、解像度はHD~フルHDレベル、長時間録画するために大容量の外部ストレージに対応しているかなどを、購入前にチェックしたい。

 筆者もクルマには頻繁に乗るので、そろそろドライブレコーダーを導入したいと考えていて、そこで選んだのが上海問屋から発売されている「ルームミラー一体型ドライブレコーダー DN-84551」(こちら)である。上海問屋のオンラインショップでは1万4999円で販売されている。

 筆者の愛車はBMW Z3だが、オープン2シーターなので車内が狭い。そのため、カメラを新たに設置するとなると、確実に見通しが悪くなる。DN-84551を選んだ最大の決め手は「ルームミラーと一体型」ということだ。もともとZ3のルームミラーは小さいので、カメラ付きミラーでもそんなに視界の妨げにはならないだろうと判断した。

現在の法律ではルームミラー付近であればETCなどのアンテナ、ドライブレコーダーの小型カメラはフロントガラスに装着することが可能となっています。訂正してお詫びいたします。

 DN-84551の解像度はHD(1280×720ドット)だが、フレームレートは30fpsだし、4.3型のモニターがミラーに付いているし、外部ストレージは最大32GBのmicroSDカードに対応しているしで、フルHDでないところ以外はまったく問題ない。レンズの視野角も120度なので、前方はほぼカバーできる。

 それでは、このドライブレコーダーを2週間ほど使ったのでレビューしていこう。

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