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マイクロソフト・トゥディ 第43回

Azureが支える、トヨタ「GAZOO.com」大幅リニューアル

2013年05月02日 11時00分更新

文● 大河原克行

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 マイクロソフトとトヨタ自動車の戦略的提携が、さらに一歩進むことになる。

 トヨタが、2013年5月30日からリニューアルオープンする自動車情報サイト「GAZOO.com」(ガズー・ドット・コム)のプラットフォームに、日本マイクロソフトのパブリッククラウドサービス「Windows Azure」を採用。SharePoint Server 2013とともに、Azureの新サービスであるWindows Azure仮想マシンを世界で初めて採用することになるという。

 トヨタと米マイクロソフトは、2011年4月に、Windows Azureをベースとしたトヨタの次世代テレマティクス向けグローバルプラットフォームの構築に向けた提携に合意しており、すでに、トヨタの社内グローバルITシステムを構築した実績がある(関連記事)。

トヨタ自動車 豊田章男社長と、マイクロソフト スティーブ・バルマーCEO。2011年4月、トヨタと米マイクロソフトは、Windows Azureをベースとしたトヨタの次世代テレマティクス向けグローバルプラットフォームの構築に向けた提携に合意している。写真はその共同記者会見時のもの

 今回のサイト一新も、同提携に基づくものと位置づけられ、日本マイクロソフトのエンタープライズサービス部門がプライムコントラクターとしてシステム構築を担当。米本社の開発部門や、インドのオフショア開発拠点であるMicrosoft Services Global Delivery(MSGD)との連携によって、Windows Azure仮想マシンの新機能を正式リリースする前から、早期導入への取り組みを実施するという万全なサポート体制を敷いて対応してきた。

 今後は、toyota.jp(トヨタ自動車公式サイト)やTOYOTA.co.jp(トヨタ自動車 公式企業サイト)、LEXUS.jpといったトヨタが提供する各サイトも、Windows Azure上に移行していくことになるという。

トヨタ自動車 e-TOYOTA部・山田博之部長(左)と、日本マイクロソフト 執行役常務 エンタープライズビジネス担当・小原琢哉氏(右)

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